5.0
どんどん面白くなってく!
始まってすぐのあたりは主人公にとって“大事したい存在”がいないので、人当たりも荒くて自己中心的に進んでいくんですが、侍女のイボンヌを始めとして、一人ずつ、少しずつそういう存在が増えていくことで“誰かを想う”という優しさが出てくるのが魅力。
ザカリーとの関係も、意地っ張りな主人公なりに、不器用に、でも生き残るために強くまっすぐに進んでいくことで距離が近くなっていく。
孤独さを互いに抱えてるぶん、共鳴するみたいに引き合ったりぶつかったりするところが、面白くてどんどん引き込まれていきます。
もどかしいくらい両片想いなんですよ!
それに、ドレスやレースがとても綺麗。
タイムリープしてるからこその強かさもあるけど、健気さと、ピンと背筋を伸ばした凛々しさが素敵な主人公。
ツンデレぽかったり、計算してない無邪気さもあったりで、まわりにいる人たちにちゃんと理解されていくところはスッキリ!
ザカリーも年齢のわりにピュアで可愛いところがあったり、騎士たちも含めどのキャラも魅力的です。
ぜひ、じっくり読み進めてください!
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結婚商売