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なんだかサモエドを飼いたい気分
この物語の見所は、なんたって召喚悪魔!
銀髪赤眼の、この世のものとは思えぬ(この世のものではないからな)美貌の青年、時に大型犬。
彼が悪役令嬢に初っぱなカースト植え付けられた悲劇(?)から始まります。
ご主人となった令嬢に粉骨砕身の働きを捧げる姿はまさに忠犬!えっ?悪魔って≒犬だっけ?と、悪魔の定義を覆す献身振りで、読む者の涙をそそります←少し大げさです。
そんな犬(失礼)に、耳元で甘く囁き、唆し、貴女が悪魔なのでは?と、問わずにはいられない令嬢の無邪気さに、更に身悶える羽目になるのです(読者もね)。
令嬢の我儘が、意図せず周りを救い、勘違いから受け入れられ、当初目論んでいた自適なる隠居生活からは離れますが、却って令嬢・悪魔コンビの快進撃にきっと心躍らせ先が気になって仕方なくなること請け合いです!
はにかみ悪魔を愛でたい方、もふもふ好きな方、その他諸々フェチな方もどうぞご一読あれ。
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悪役として生きていきます