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じわじわ来る怖さ
はっきり言って、絵はあまり上手くはありませんが、それが逆に恐ろしさを際立たせる効果がありますね。美山雪子という女性が本当に冤罪なのかそうでないのかはよく分かりませんが、表紙絵の怯えた表情からして何か後ろめたい事がありそうです。
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89位 ?
はっきり言って、絵はあまり上手くはありませんが、それが逆に恐ろしさを際立たせる効果がありますね。美山雪子という女性が本当に冤罪なのかそうでないのかはよく分かりませんが、表紙絵の怯えた表情からして何か後ろめたい事がありそうです。
昔、タイトルだけは聞いた事のある作品だったので、興味を持って読んでみました。大好きな愛犬を失った直後に、そう簡単に気持ちを切り替えて新しい犬を迎えられるものだろうか?と疑問にも思いましたが、愛子の気持ちが救われて幸せになる事がパピーにとっても幸せだと思うので、結果的にスパンクに出会えた事は幸運だったのでしょうね。
主役の男性2人のコミカルな言動と鬼気迫る恐ろしい絵柄のギャップで、シリアスなのかギャグなのかがよく分からず、それが逆に笑えてくる作品ですね。くだらない事を真剣にやる2人の人間性が魅力的です。
今はどうか分かりませんが、昔のなかよしは昼ドラチックな大人っぽい作品が多かったですよね。この作品も小学生や中学生が読む漫画雑誌に掲載するにはかなり大人向けで、当時の子供達には刺激が強過ぎたのではないか?と不安な面もあります。
小さい頃になかよしを買い始めた当初から夢中になった作品なのでよく覚えており、懐かしくなって読んでみました。やはり今読んでもマリア様のキャラが本来の聖母マリアへの冒涜ではないか?と思ってしまうくらいの崩壊ぶりでしたね。その上、後に主人公のひなたのライバルとして登場するじゅんに12人の人間を不幸にする使命を課すというのが神聖な聖母マリア様の所業とは思えず、子供ながらに「???」となってしまいました。これはマリア様のとは別の、聖書の中に登場する悪役の誰かが悪魔になってじゅんに命令したんだと自分なりに考えて納得せざるを得ませんでした。
決して綺麗事ではないありのままの現実が描かれているのがいいですね。どんなにお金があっても年老いていく運命から逃れられない哀しさに耐えられない人もいるかもしれません。ですが結局はそれを受け入れていくしかないんですよね。
ずっと慕っていた従兄弟より、ぽっと出の男子を選んでしまう。そういうものなんですかね。やっぱりずっと同じ屋根の下で暮らしていると異性として見れなくなって、無理矢理好きなんだと思い込もうとしていたとか、この主人公もそういう風に見えました。
絵本のような世界観に大人っぽい恋愛の要素を加えた、可愛らしくも切なくなる物語でした。しかし、後半のぜんまい島の人達がみんなぜんまいを抜き取られて眠ってしまった時は、一気に不穏な空気となって悪の組織のようなキャラクターも登場し、とても恐ろしかったです。
この話の千佳のように最初から陥れる目的で近付いたわけでなくても、女同士の関係は必ず嫉妬の感情が生まれてしまうのがお決まりなのでしょうか。そう思うと悲しくなりますね。よく男女の友情は成立しないと言いますが、女同士の友情も薄っぺらいものが多く、女性は一体誰となら友達になれるんだ?と考えずにはいられなくなりました。
こういう何気ない日常の中でパートナーに不満を抱きつつも惰性で一緒に過ごし、そんな時に好みの異性と偶然出会い、ただならぬ関係に陥る。浮気って大多数がそんなものですよね。特別な場所での現実味のない場所での出会いではなく、こういうありのままを描いた作品も良いです。
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女囚霊