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くらしのいずみの感想
初めて読んだ時はものすごく感動して思い切り泣いてしまいましたが、今冷静になってみると、この作者の方が、以前巻末おまけ漫画に、巫女さんのアルバイトをした時、見た目は厳かだが、内心では「この年の離れた夫婦には色々ドラマがあったに違いない、例えば…」的な事を考えていた、という感じの事を描かれていたのを思い出し、その時の経験がここに結実したということだななどと思っています。
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初めて読んだ時はものすごく感動して思い切り泣いてしまいましたが、今冷静になってみると、この作者の方が、以前巻末おまけ漫画に、巫女さんのアルバイトをした時、見た目は厳かだが、内心では「この年の離れた夫婦には色々ドラマがあったに違いない、例えば…」的な事を考えていた、という感じの事を描かれていたのを思い出し、その時の経験がここに結実したということだななどと思っています。
若い頃は、明るく楽しい表題作、「きもち満月」の方が好きでしたが、今になってやっと「緑の頃わたしたちは」の良さがわかりました。
大昔初めて「乙女のテーマ」を読んだ時、こんなふうに素敵なお部屋で、沢山のお友達に訪問されて、賑やかに生活したいなあと夢みましたが叶わず、今も同じ夢を抱き続けています。
この作品は、登場人物が皆様大変魅力的なのですが、その中に「とっても強い高齢女性」が存在するのが凄いと思いました。
美術系の専門高校で学べるほどの才能と自信に憧れます。
故にこの作品に出でくる、芸術系の高校に通う生徒さんに憧れずにはおれません。
絵が凄く私好みで、綺麗だなあと思いながら読みました。
作中で何だか凄い主人公が、何だか凄い女性と結婚するのですが、その何だか凄い組み合わせは、この作品の作者の方のご結婚相手の事を思い出させます。
主要な登場人物が事故で亡くなってしまうので、大変ショッキングな展開なのですが、悲しみながらも前向きに生きてゆく残された登場人物の皆様が大変爽やかに描かれています。
この作品の凄い所は、主人公より、主人公と結ばれるヒロインより、主人公と破局を迎えた脇役が誰より印象的で魅力的、という所だと思います。
以前この作品の作者の方のエッセイで、作品は基本的に人から聞いた話を元に描かれていると知りました。
この作品にリアリティがあるのは、作者の方に「話を聞く力」があるからだと思いました。
随分昔に全巻読破したのですが、内容をすっかり忘れており、無料分(6話分)を「なんかすごく懐かしい感じ!」と思いながら読みました。
主人公が食いしん坊だった所に大変親近感を抱いた事を思い出しました。
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くらしのいずみ