5.0
ひとり筝曲部、仲間と奏でる青春譜
部員が自分ひとりになってしまった主人公が、部活動として成立させるために新たな仲間集めに奔走するところから物語は始まります。やんちゃな新入生やその友人、卓越した腕前を持ちながらも性格に難のある美少女など、個性豊かな面々が加わり、衝突や戸惑いを経て共に成長していく姿が描かれています。登場人物それぞれにしっかりとした背景があり、「どうしてこうなったのか」「なぜ反発するのか」が丁寧に描かれていて、自然と物語に引き込まれていきました。琴が龍をモチーフに作られているということも、この作品を通して初めて知り、驚きました。なじみは薄くても、伝統の世界に触れられる魅力的な作品なので、ぜひ多くの人に手に取ってもらいたいです。
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この音とまれ!