5.0
大人になってからわかる心理描写
2巻になってから登場するのはまず、藤臣くんが家庭教師をすることになった女子高生。
美人で千津美を見て「勝った」と思う、友達を含めてキャッキャした女子高生。
でも千津美の高校時代と比べても、断然千津美の方が大人です。
もちろん藤臣くんもなびかず、千津美も1ミリ も不安に思いません。
そして中学時代藤臣くんと付き合っていた?という八杉さん。
実際は八杉さんが強引に話を進めてただけで、ちゃんと千津美が初恋だと、遠回しながらも藤臣くんが言ってるセリフがあります。
この八杉さんが出てくる話は、子供の時はよくわかってなかったんだけど、今ならうまい心理描写だなあと思います。
無口で正義感の強い中学時代の藤臣くん。
クラスメイトのみんなが近寄りがたいと思ってる中、八杉さんは「私はそんな藤臣くんを理解できてる」…
八杉さんは藤臣くんと再会して、それが自分のプライドを守るためだったんだ、と気付きます。
それは千津美が、藤臣くんが何も説明しなくても理解してるから。
自分にはそれができず「藤臣くんが何を考えてるのかわからなくなった」と、藤臣くんのせいにして一方的に別れを告げた中学時代。
そして八杉さんに付きまとう元彼…別れを認めない元彼が、女から別れを告げられたという汚点をつけたくない、というプライドを見て、自分もこの男と変わらないと気づくのです。
ここでこの物語は終わるんだけど、未だに続編を望んでいます(笑)
藤臣くんはどこに就職するのかな?やっぱり父親と同じ警察官かな?とか…
もちろん2人の結婚生活も!
さて読み直そうかな!
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銀色絵本 千津美と藤臣君のシリーズ2