3.0
賛否分かれてますねー。まだ読んでる途中ですが現段階での感想を。
子育てを甘く見過ぎってコメント多いですが、妊活って赤ちゃん(子ども)いたらもっと幸せだろうな、赤ちゃん欲しいなという気持ちから始まるもんじゃないの?って思いました。私は子作り自体はあえて意識しないタイプでしたが、妊活なさる方の大半の出発点では?とシンプルに思います。
お母さんごっこしたかっただけとか、妊婦である自分に憧れていただけって意見もあり、主人公の感じだと確かに。と思います。が、それは後から…実際経験してみてから分かる部分あるんじゃないですかね。
精神病の前歴があるのなら、前もって相談すべきのご意見ももっともですが、この方はそれをクリアした前提で描いているのかもしれないな、と思っていたら、やはりそうだったみたいですね。
ただそういう歴があったなら、産科の方で初期段階からマークすべきだったんではと…リスクを知らせるとか対処法知らせるとかできたんでないか、とは思いました。
閉鎖病棟の描写については、正直ありえない話ではないと感じます。一生けん命仕事に向き合っておられる医療従事者の方が大半と思いますが…一部は。何ぶん閉鎖病棟ですから、分からないですね。病院によると思います。
看護師さん「足バタバタさせない!」って怒ったって、本人も止められないから困ってるのに。これは、本当に旦那さんの前で言ったのかしら?だとしたら、家族的には不信案件ですね。(旦那さんは不問でしたが。)
でも落ち着いて読んでいけば、主治医が治療に悩む様子も、病棟の看護師さんが大抵はニュートラルに仕事なさってる様子もちゃんと伝わってきます。「人を人として扱わない」「こんな(ひどい)ところには絶対二度と来ない」は、100%主人公目線の感想ですよね。それは、当時の正直な気持ちだったんだろうと思います。
病の描写が妙にリアルだと思っていたら、どうやら作者さんご本人のご経験なんですね。
自分から出産を熱望しといて「産まなきゃ良かった」はさすがにつらすぎましたが、それにしても読みながら感じたのは、作者さんがよく、こんなにも正直に表現してくれたなということです。
この振り返り大変だったと思います。ご自分の弱さにも正面から向き合われたからこそ描けた作品なんだろうと思います。率直に表現された勇気に拍手。そしてご家族みなさんの幸せを祈ります。
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妊娠したら死にたくなった~産褥期精神病~