4.0
リアルさを追求した作品
漫画やドラマは現実のように寄せて見せた虚構の世界で
大抵は作者をはじめとした視聴者がすっきりと納得の行く、竹を割ったような結末を求めがち。
だけれども、今作は全くそうではない。
本来ならば10年も付き合い同棲中の彼女がいながら、浮気する彼氏なんて言語同断だし。
浮気をしておいて、それでも彼女は自分を捨てない、別れることがないとおめでたい幻想を抱いている。
心は交際中の彼女に寄せながら、浮気相手に子供ができたと知ると
浮気相手の彼女と浮気によって出来てしまった胎児を案じ、
交際中の彼女には黙って嘘を吐き、その浮気相手の彼女のもとへとせっせと献身的に尽くす。
それも何度も何度も。
彼女と浮気相手を行ったり来たりを重ね。イライラも増幅。
完全に悪人になりきれてない一面があるものの、やはり彼女側視点で見ている身としては非常に腹立たしい。
こんな、中途半端でだらしない彼氏は捨てて新しい出会いに目を向ければいいのに。
と思っていた頃、おあつらえ向きに高スペックで内面も見た目もイケメン、高スペック➕財有りの男子がその彼女に接近。
彼女の体の負い目というかハンデ部分も納得済みの度量の広い男だ。
だけれども、彼女は言うこと無しのイケメン男子を選ばない。
なんでやねーん、有り得んでしょって突っ込まずにはいられない。
結局、ヒロインは浮気とその浮気相手との子までこさえてた汚点だらけの彼を選んでしまう。
全くもって理解不能。
ここで納得いかない視聴者が続出したと思う。
読み終えて暫くはずっと納得行かず、モヤモヤが続いていたのだが。
暫くすると少し考えが変わった
1を選んだら万事解決なのは、自身や周囲の人から説得されたりで
頭では理解はしている。
だけれども
どうしても1ではなく2の方がしっくり馴染むし、心がそれを求めてしまう。
正解ばかりを選べないし、失敗だと分かっていても敢えてその道を選ぶこともある。
人間ならではの心情・心理をリアルさを追求した作品なのだと。
ただ欲を言えば、
ヒロインがイケメン男子でなく元彼を最終的に選んだのか
と視聴者が納得できるシーンが希薄だったので、
もっと掘り下げて欲しかった。
-
0








![過保護な若旦那様の甘やかし婚 [comic tint] 分冊版](https://c.mechacomic.jp/images/book/113/143/143638/kahogonawakadannasamanoamayakashikonkomikkuthint_001_m.jpg?d840c4000e80fcbe59fb49e4a4ae11799aa75fb95f765639ad547a065fd9139d)
にこたま