5.0
深みのある作品。
散りばめられた伏線が、ある時は数珠つなぎのように、またある時には不意に現れてきて、もう読むことを止められません。
また魅力的なのが重奏低音のように全編を流れている、整くん自身の謎。彼の抱えているものについては、知りたいような知りたくないような。
普段は大人びて冷静且つ、俯瞰して物事を見据える彼から時折激しく溢れだす『子ども目線』が親になってしまった自分にとっては非常にキツいものがあります。でも最後まで、見届けたいです。
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3196位 ?
散りばめられた伏線が、ある時は数珠つなぎのように、またある時には不意に現れてきて、もう読むことを止められません。
また魅力的なのが重奏低音のように全編を流れている、整くん自身の謎。彼の抱えているものについては、知りたいような知りたくないような。
普段は大人びて冷静且つ、俯瞰して物事を見据える彼から時折激しく溢れだす『子ども目線』が親になってしまった自分にとっては非常にキツいものがあります。でも最後まで、見届けたいです。
ここのレビュー欄が称賛で一杯なのがとても嬉しく、共感しまくりです。
当時はバブル期、菱沼さんや二階堂のファッションや、ハムテルの意外な着こなし等もお見逃しなく。
また、動物ネタがつきないように、読者からネタを募集していました。単行本の最後には獣医さんや獣医学部の方々と思われる名前が列記され、作者さんが感謝していたこともほのぼのと思い出されます。そこに毎回名前のあった「わらいかわせみ」さんが妙に気にかかる私です。もしかしたらみなさん獣医さんや薬品会社社員等々で活躍中、あるいはもう立派に勤め上げた方もいらっしゃるのでしょうね。投稿している方もいらっしゃるかも!と思うとレビュー欄も隅々まで読みたくなるほどです。
広告の煽り文句は嫌な感じでしたが、主人公の凛としたたたずまいに惹かれて読み始めたらハマりました!
登場人物誰もがステレオタイプではなく多面的に描かれており、悪役である沙良でさえも、努力と実力の人である一面もあり、魅力的でした。憎たらしい旦那でさえ、最後まで読んでいくと…お楽しみに!
社長の若かりし頃の物語もスピンオフで読みたいものです。素敵な物語をありがとうございました。
静子の狂気ばかりに目がいくが、そもそも静子は何故静一の父と結婚したのだろう?
静子の実家が全く出てこないので天涯孤独なのだろうか。
だとしたら、静一の父はもっと静子を労ってやろうとか、自分しか静子を守れないのだとか考えるべきだったと思う。
それができなかった理由は何なのだろう。
静一の父も幼い頃、父親にひたすら従うのが良い母親、という雰囲気の家庭環境で育ったのだろうか。
しかし、そこで解せないのが「朝はん」のメニューである。肉まんかあんまん…あれは静子のチョイスなのか。
それをとがめ立てせず受け入れる夫。優しいのか何なのかわからない。
そして連日訪問する伯母と従兄弟。従兄弟は静一を下に見ているようだが、実は従兄弟自身、何か悩みを抱えていて、静一を馬鹿にすることでその悩みから逃げ出そうとしていたのか…
それぞれの登場人物の価値観の歪みが、重なりあって、更に溝を深めていく、そんな恐ろしさを感じた。
リアルタイムで読んでましたわー。最初の画風ってこんな感じだったんだ。ふて寝するありすが繰り返し出てくるシーンが何だかしみじみと感じられました。
紫苑のライバルは何て名前の人だったっけ。当時テレビドラマ)「振りかえれば奴がいる」の織田裕二と石黒賢を勝手に重ね合わせて深読みしたのも懐かしい思い出。すみません、かなり個人的な感想でした。
諸先生方を彷彿とさせる素晴らしい作家さんに出会うことができました。
ほのぼのとスタイリッシュの間の雰囲気。
あるある!と胸が苦しくなるようなストーリー。
ただ凪さん、あそこまでくせ毛なのにストパーとヘアアイロンでサラサラヘアになるもの?キューティクル、メチャクチャ傷んでそう…とは、ちょっと思いましたが(笑)。
我が娘も不登校だったので。ウチの場合、友人はいなかったのですが、幸い高校入学して寮に入ってからは友人もでき、お互い不登校になったきっかけとか語り合い、元気になりました。
ただ、他の方もおっしゃってましたが、親としてはやはりどこかで覚悟して想定しているところもあります。そういった意味でもAO入試のこと等大変勉強になりました。
私も子育て間違ったって反省することばかり。娘に叱られることも多い。
でも、好き好んで、こうなったわけじゃない。『子どものために』って言われ方を子どもは嫌がるけど、親は『子どものために』って考えるものだと思う。
確かにこのマンガに出てくるようなことはしたくないし良くないと思うけど、親には親の苦しさもあるんだけどなぁ。と思いました。
お互いを思い合うことがもっと早くできていればねぇ。エッセイ漫画って、なかなか辛いものがありますね。ハッピーなものなら良いけど、ネガティブなものは自分たちも批判を受けちゃうしね。
単純に批判はできない、自分も同じような立場だったら夫の気持ちを考えようとはしないかもしれないし。
ただ読後感はあまり良くなかったです。
そのごの頑張りに焦点があたれば良かったのかも。
とんでもないですな。漫画だからオーバーに描いてるのでしょうが、見るに堪えない感じでした。
気になるのは家族が一切出てこないこと。自殺まで追い込まれた生徒にも家族はあるはず。変化に気づいても子どもが頑なに助けを拒むとか、放置する家族だったとか、ドラマがあると思うのですが。
また、ひどい教師へのしっぺ返しが弱いのでスッキリしませんでした。
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ミステリと言う勿れ