アスの母は裏の本家の血筋で、敵の多い婚姻だった。様子が精神病よりアヘン患者の症状に似ていたって事は、彼女の領地佐置の中にあった村である布己でケシを栽培し、自分の本妻を薬漬けにした、って事?そんなめんどくさい事するなら、結婚止めれば良かったのに。本妻が機能不可になった所でケシ栽培の証拠隠滅のため大粛清と称して、村ごと潰した。オトの村は、その大粛正があった6年前にケシ栽培していた布己村を潰す時に隣にあったから、とばっちりを受けてついでに潰された、って事なんだろうか。母の主治医はすでに他界、診断書は御内原まで行かなければ、手に入らない。
男子禁制、王の妻や側室がいる王の花街である御内原へサイの身柄と交換に入室を命じられた王女。入ったら、次に出てこれるのはいつかもわからないのに、アスは行くつもりでいる。アスは、絶対的に王の方が有利な状況で挑戦されると、いつも危険をチャンスに変えてきた。母の診断書を見て、アヘン中毒だとわかったら、王が自らケシの違法栽培を指揮していた、って事に繋げるのかな。世の中、権力者は悪事働いても裁かれないからな、王打倒どころか、アスの身が危険になっちゃうかも。
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嘘よみと偽飾の王女
071話
第19話(4)