5.0
読み進めてみたら面白い!
妹のミエールが悪女なはずなのに、最初の方はとにかく主人公が悪女すぎて、ミエールに同情すらしてしまうほどでした。周りの優しい人に対しても、ただ利用しているだけで、応援したくなる気持ちが微塵も湧かず、読むに耐え難かったのですが、もう少し読んでみようと読み進めると、主人公の気持ちの変化が出てきて、楽しくなってきました。
始めこそ、本当に自分のためだけに周りを利用していましたが、母や侍女や先生のことも大切な人として認識するようになり、ようやく主人公へ魅力を感じ始めました。とは言え、単に悪女を脱却して良い子になっては主人公らしくない。そこは、あくまで目的の「自分のため」は持ちつつも、抜け目ない感じがアリアらしくて良い!!と思いました。
最初は☆2くらいだったのが、今では☆5です(^^)
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悪女は砂時計をひっくり返す