5.0
強烈な自我の世界で生きる世代
押見修造作品はどれも強烈なインパクトを読者側に与える作品ですが、この「惡の華」もしかりです。
思春期(だけとも限りませんが)の強烈な、しかしなかなか言語化できない自我、
自分だけの世界に浸りきり、しかり周囲や社会と繋がって認められたいという、
なんとも矛盾して、とりとめのない世界に生きている、そんな世代(だった)感覚を呼び起こさせます。
自分でも自分の望む何かを形容できないのに、もがき苦しみながら渇望する、
真摯だけれどいびつで、真っ正直だけど嘘つきな人間模様というか心模様が
読む側に迫ってくる作品です。
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惡の華