5.0
そういう終わり方か
単行本13巻を一気読みしました。あらすじを読んだところおそらく不倫ものだなとおもって読むのにずっと躊躇していた作品でした。どうしても不倫ものって自分が既婚者だからか重すぎて、どういう結末になっても読んでて心が重く暗くなってしまうからです。この作品も例に漏れず、旦那の武頼と高校時代の元カノが再会する件から心臓がバクバクしてしまって読んでて辛かったです。既婚者と知りながら近づき自分の自尊心を満たすためだけに他人のことなどお構いなしに振る舞う元カノに心底腹が立ちました。旦那も自分が原因でレスなのに他の人には欲情するとか拒否されてる側の妻が可哀想すぎます。なので奥さんの純が会社で真山くんに出会った時は正直嬉しかった。しかも彼が純粋に一途に純に好意を向けてくれる。女としての自信を無くしていた純にとってはこれほど嬉しいことはなかったのではないでしょうか?物語が進んで真山くんが一人暮らしをしたいと両親に告げた時。お母さんの言葉が心に残りました。彼はまだ23で若いけど、一回り違う彼女は彼が35歳の時47歳だと。うまくいっている今はいいけど残念ながら別れる結果になった時、その歳で女1人は彼女が苦労するよ、というような言葉。正直純には真山くんを選んで欲しかった。でもこのお母さんの言葉には考えさせられた。結局武頼が軽い鬱になってしまって、夫婦で支え合っていくことを決め、真山くんには支えてくれる友達ができ、みんなにとって穏やかな結末になった。純は今までのことは何一つ無駄じゃなかったという。ハッピーエンドなんだと思う、若干の消化不良感は否めないけど。笑
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それでも愛を誓いますか?