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生き延びるために
リゼットは20歳の誕生日を迎えると魔物に命を絶たれてしまう人生を3回生きた。その度の記憶を持ち4回目の人生の途中で、魔物が出ないと言われる地域に隠とんし、今度こそ長生きしようと志す。その行程で、病気の妹を抱えた兄妹に出会い、自分の持っていた貴重品を与え、仕えていた侍女に彼らの面倒を見るように施した。その数年後幼なじみの結婚式に出席したリゼットは見知らぬ青年から「みつけた」と声をかけられる。面倒を避けたい彼女はうやむやにして隠とん地に帰るが、リゼットがその事を忘れた頃に、リゼットの家に謎の青年が現れ、恩返しに来たという。その青年は数年前に施しをした兄妹の兄だった。それからリゼットの想像を超えた恩返しが始まる。彼女は今度こそ長生き出来るのか
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私を好きすぎる勇者様を利用して、今世こそ長生きするつもりだったのに(多分、また失敗した)