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もう少し用心した方が
資産持ちの孫であるヒロインですが、いくら唯一の身内である祖母が倒れて動揺してたとは言え、身内でもない人に手術の同意書を書かせたり、手術の費用を出させたりするかな?と軽率さが目立ちます。(家族以外が同意書って書けたっけ?)あと、資産持ちの孫が不動産屋に結婚話を持ちかけられたら、もう少し用心するよね…とも思いました。
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資産持ちの孫であるヒロインですが、いくら唯一の身内である祖母が倒れて動揺してたとは言え、身内でもない人に手術の同意書を書かせたり、手術の費用を出させたりするかな?と軽率さが目立ちます。(家族以外が同意書って書けたっけ?)あと、資産持ちの孫が不動産屋に結婚話を持ちかけられたら、もう少し用心するよね…とも思いました。
恋愛にトラウマがあるヒロイン千花は、親の営むお弁当屋さんで働いているのだけれど、近所の病院の医師たちに口説かれていたという物語なのだと思います。ただ、いくら癒し系だからと言って、なぜ複数の医者がヒロインに好意を持ったのか、ヒロインの魅力がいまいち分かりづらかったです。話としては、結果、お見合いで婚約した相手(外科医)は、ヒロインのことがお見合い前から好きだったという設定ですが、そもそもお見合い話が持ち上がった経緯も腑に落ちない展開で、疑問を抱えながら読み続けても集中できず、無料分で挫折しました。
作品全体としては、ヒロインの離婚した両親との確執や結婚への嫌悪感に焦点が当てられ、ヒロインの茉莉を長年思い続けている大学の先輩が、キャリア組外交官というエリートとなって、茉莉に求婚し、頑なだった茉莉が溺愛夫に心を開いていくという流れだとは思うのですが。親の離婚ぐらいで本当に茉莉は大学を辞めなければならなかったのか(奨学金を借りてバイトづけになってでも大卒になった方が良かったのでは?)とか、ヒロイン自身の努力によって書道教室を開いたけれども、いくら旦那が協力的でも外交官の妻になったら一箇所で書道教室を全力で続けられない可能性があるのではないか(夫が海外赴任にならない保証はない)とか、茉莉の学歴や職業のキャリアが損なわれ、たとえエリートと結婚をして溺愛されても、根本的な部分で茉莉が救われていないという点が、とてつもなく腑に落ちないです。女性の人生って、エリート伴侶に溺愛されれば、自身の夢を最優先にしたり、そこに向かってキャリアを積んだりすることができなくても、尊厳が回復されたり、守られたりするものなのでしょうか。
医者が院内図書室の司書を好きになったり、結婚相手として選んだり、ましてや10年以上も前にした女子との約束を守ったり、そういうことはしないよね、と思ってしまうのは、偏見でしょうか。周りの医師や医師と結婚した人を見ると、同業者同士とか、ハイソな家柄の女子を嫁にするとか、そういう事例ばかり見ているので、どうもファンタジーが過ぎるなと、なんか医者の物語は入り込めません。
ヒロイン宇佐美が、仕事に厳しく眼光鋭い上司の大神に惹かれたのは、大神の意外な一面を知ってしまったギャップ萌えなのだと思います。実は、自分の威圧的な雰囲気を気にしていて、部下を大事に思っていて、なのにとても不器用な上司。元カレの借金を背負うほどお人好しな宇佐美としては、大神は放っておけない人になってしまったのでは。宇佐美の副業が上司の大神にバレてから、大神は秘密裏に借金の整理をしてくれ、ここらへんで読者にも大神から宇佐美への好意が分かるのですが、もう少し読んでいてドキドキする展開が欲しい気がします。
真面目で地味なヒロイン千鶴が、幼馴染のホスト司に溺愛される物語です。子どもの頃から恋慕ってきた女性を手に入れるため、司はあれこれ画策するのですが、いくら何でも千鶴が身なりを気にしなさすぎて、司と釣り合わない。真面目で地味であっても、もう少し努力してもいいと思います。ホストの司もお客さんに冷たくて、千鶴にだけ甘いって、リアルな感じがしなくて、感情移入しにくいです。
恋のリハビリのために塩見くんに仮のカレシになってもらうという定番の物語展開なので、仮のカレシの塩見くんに本気になって、どうしようってなるはずだと、先が見えます。できれば物語展開に新鮮さがなくてもディテールで読み応えが欲しいです。ただ、新しさはないですが、定番なだけに安心感を持って読めます。
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契約婚した冷徹社長は甘くやさしい嘘をつく