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憧れの人といきなり婚約
医者が院内図書室の司書を好きになったり、結婚相手として選んだり、ましてや10年以上も前にした女子との約束を守ったり、そういうことはしないよね、と思ってしまうのは、偏見でしょうか。周りの医師や医師と結婚した人を見ると、同業者同士とか、ハイソな家柄の女子を嫁にするとか、そういう事例ばかり見ているので、どうもファンタジーが過ぎるなと、なんか医者の物語は入り込めません。
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医者が院内図書室の司書を好きになったり、結婚相手として選んだり、ましてや10年以上も前にした女子との約束を守ったり、そういうことはしないよね、と思ってしまうのは、偏見でしょうか。周りの医師や医師と結婚した人を見ると、同業者同士とか、ハイソな家柄の女子を嫁にするとか、そういう事例ばかり見ているので、どうもファンタジーが過ぎるなと、なんか医者の物語は入り込めません。
ヒロイン宇佐美が、仕事に厳しく眼光鋭い上司の大神に惹かれたのは、大神の意外な一面を知ってしまったギャップ萌えなのだと思います。実は、自分の威圧的な雰囲気を気にしていて、部下を大事に思っていて、なのにとても不器用な上司。元カレの借金を背負うほどお人好しな宇佐美としては、大神は放っておけない人になってしまったのでは。宇佐美の副業が上司の大神にバレてから、大神は秘密裏に借金の整理をしてくれ、ここらへんで読者にも大神から宇佐美への好意が分かるのですが、もう少し読んでいてドキドキする展開が欲しい気がします。
婚約者に裏切られて家を失って途方にくれるヒロインって、漫画の世界では本当に本当にありがちな話で、こんなにも繰り返されると、婚約者に浮気されて家なき子になるのはありふれたことだと錯覚しそうになるけど、職場で結婚祝いの花束をもらっての婚約破棄って、こんなにつらいことないなと、思いました。同棲して婚約までしている相手に浮気されての婚約破棄なら、本来、訴えることができるレベルだと思うけど、多くのヒロインが法的手段に出ないのはなぜだろうと、いつも不思議です。
毒親の刷り込みやら、金の無心やら、ヒロインは育ちが可哀想であるだけでなく、元カレがゲスすぎて、読んでいて辛くなる場面もあります。漫画だから深瀬くんが助けてくれるけれど、実際は助けてくれる人もいない可能性もあると想像してしまうと、とても辛いです。毒親は「こういう人、いるな」という感想ですが、ゲス元カレは「何でここまで一人の女性を傷つける必要がある?」と疑問を持ってしまいます。ゲス元カレは新しい女性を作ったところ、本当に満足しているのでしょうか?もしかしたら自分の人生に満足していなく、ヒロインに八つ当たりをしているのではないでしょうか。ヒロインに対して、別の執着や執念や恨みのようなものがなければ、あそこまで酷い言葉を投げかける意味が分かりません。
ビジネス婚って身体の関係がある契約婚のようなもので、どことなく中途半端な設定に思え、違和感があったのですが、読み進めているうちに、同棲・婚約・結婚という既定路線に後から恋がついてくる話だと、少しずつ慣れてきました。ただ、好きになってはいけないという契約があるので、お互い不安になったり、嫉妬したりして、逆に二人の間にビジネス感がなく、普通のラブラブカップルなのではないかと思います。
イケメンでハイスペの男子が苦手なヒロインが、御曹司と同居することになって、恋に落ちる物語です。お見合い(政略結婚)を断るため、御曹司から依頼され、偽装同棲することに、という流れ自体は、よくあるお話ですが、気になるのは御曹司の方がどうもヒロインの男性関係を最初から気にしているところです。初めからヒロインに好意があるのかもという匂わせがあり、伏線回収されることを願っています。全体的に絵がイマイチで、イケメン御曹司があまりイケメンに見えず、読む際に脳内補正が必要です。
職場の同僚の身代わりでお見合いしたけれど、すぐに替え玉と気づかれ、でも気に入られて契約的な婚約に至った話です。お見合い相手のイケメンMR君は、現れた女性が替え玉と分かっていながら、お見合いが終わるまではヒロインに合わせて、終わった途端に豹変するという面白みのある展開でした。でも、設定の無理矢理さがやや気になります。本来、お見合いに行く予定だった看護師は、仲介者の医師の顔を立てるため、ヒロインを替え玉とし、上手く断ってほしいと依頼したのですが、本当に医師への気遣いならば、自分で謝罪とお断りをすべきだし、二人が婚約した後に医師へ報告するにも、相手がすり替わっていたら仲介者の医師も気分を害するのではないかと思います。そこが気分も害さず、医師が「よかった」と受け流してくれる関係ならば、最初から「カレシができてしまってお見合いができなくなりました。申し訳ないので、自分で断って謝ってきます。」というのが、看護師のすべき行動だったと、なんだかモヤモヤします。
真面目で地味なヒロイン千鶴が、幼馴染のホスト司に溺愛される物語です。子どもの頃から恋慕ってきた女性を手に入れるため、司はあれこれ画策するのですが、いくら何でも千鶴が身なりを気にしなさすぎて、司と釣り合わない。真面目で地味であっても、もう少し努力してもいいと思います。ホストの司もお客さんに冷たくて、千鶴にだけ甘いって、リアルな感じがしなくて、感情移入しにくいです。
ヒロインの元カレがまっすぐ一途で、アプローチも変に策士することもなく、ストレートでとても好感を持てました。これほど素直に愛情表現してくれる相手なのに、なぜ6年間も会わずにいられたのか、謎な感じがします。プロポーズしてたって、ヒロインの方は別れたと思っているし、社長の方も「カノジョはいないけど婚約者はいます」という微妙な台詞を口にしているし、ちょっと放置時間が長くて、普通はヒロインを取り戻せない可能性の方が高いように思います。
ヒロインは夫に浮気され、夫の有責で離婚を成立させて慰謝料を取りたい立場なのに、執着愛のすぎる弁護士が、まだ離婚していない夫の前で、「夏希さんが好きです」的な告白をしてしまうのは、弁護士として迂闊すぎないか?と思ってしまいました。結婚生活の破綻に関して、ヒロインには全く責任がない形にするには、相手に「お前も浮気していたんじゃないのか?」と言いがかりをつけられないよう、気をつけるのが妥当なのではないかと、ちょっと引っかかりました。
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前略、結婚してください~過保護な外科医にいきなりお嫁入り~