5.0
すごいな、この作品!
ファンタジー作品として楽しめるだけでなく、今の日本の社会がどういうシステムで動いているかの簡単な説明ぽい部分もあり、経済学入門的な感じにも読める、『一粒で何度美味しいのッ……!』な作品ですね。
それだけでなく、貴族社会の権謀術数や、戦争と平和、国家として、施政者としての王家など、多少の事では揺るがないような、骨組みのしっかりした世界観が構築されているのを読み取ることができると思います。
この原作者の方は、少なくとも簿記の資格をお持ちではないかと。そして、歴史や経済学をよく学んでいらっしゃるのではないでしょうか?
……確かに、「知識は力」です。
このような素晴らしい作品を生み出し、出逢わせて下さった。
私は、この御縁に感謝しか出来ない。
そして、続きを、ハッピーエンドを待ち望むことしか出来ない。
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公爵令嬢の嗜み