5.0
まだまだ続いている人生の中の一部分のお話
東村アキコさんがNHKの朝の番組でこの映画の話をされていたのを見て、読んでみたいなと思い読み始めました。
話の中に出てくる回想のような言葉を見るに、きっと先生はもうおられないんですね。
たけど、その先生に向かって一生懸命に話しかけられているその言葉一つ一つがキラキラと輝く宝石のような、若い時の溢れるエネルギーとは違う、敬愛の気持ちというか、いろんなものが相混ざって涙が溢れています。
最後も淡々としていて、物語ではなく、自叙伝。
だからまだ続くんですよね。
お話としてひ終わっても、人生はまだ続いているんですよね。
ただただティッシュの箱を書かされていたおじさんはどこまでうまくなったんだろう、とか思いながら、ゆっくりゆっくりと東村先生のラブレターを読んでいきたいと思います。
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かくかくしかじか