ありがとうございます。この結末を見ることができて本当に嬉しいです。壮大な回り道をしたけれど、デミアンの拗らせた想いが通じて良かった。
しかし…あつかましくも私は!もっと二人が見たい!
クロエの妊娠を聞いて喜びやら過去の出来事やらがぐるぐる巡り、一瞬フリーズするデミアンを。
瞬時にクロエが心から子どもを欲しがっていたことを思い出し、然るべき笑みを浮かべるデミアンを。
一瞬のデミアンの表情の陰りを見逃さず、全てを悟り「デミアン、大丈夫よ。どんなことが起きたって、今の私にはあなたがいてくれるもの…そうでしょう?」と微笑むクロエと、たまらず涙を流しながら彼女を腕に抱くデミアンを。
クロエのために大医師団を結成させて厳重に母体管理をさせようとするデミアンに、「優秀な医師を国中から集めて、民が困るのが分からないのですか?」と怒るクロエを。
クロエがちょっと咳をしただけで、ため息をついただけで、動揺して医師を呼びソワソワして執務が手につかなくなるデミアンを。
妊娠初期に医師から「あまりその…激しくなさらなければ問題ないのが一般的ですが…陛下の場合はその、大変にご立派なものをお持ちですので…できれば安定するまで数ヶ月間はモニョ」と言われ得意げに「当然だ。クロエと赤子の安全が第一だからな」と返したものの、夜ごと自慢のブツのサイズ感を呪い「先の方だけなら…?ゆっくり動けば…?」と悶々とするデミアンを。
嗚呼、妄想が止まりません…!
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その品格に反抗を
081話
第81話