5.0
考えさせられるし、思うところもある
人間の生き方の不器用さと、非情さが節々に見えかくれするので、ジリジリとするような落ち着かない心境にさせられます。
でも、その中で生きる、生き続けるという力強さも感じさせてくれます。
人間の熱意の描き方、やっぱり見事ですね。
主人公も、後半の主人公になる息子も、母も娘も、もっと上手く生きられたんじゃないか?
と、思わされますが、それこそが人間の不器用さと美しさなんだろうなぁ。
読んでよかったと思う作品です。
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まだ、生きてる…