5.0
ドラマ化され、映画化されましたけど、この世界観映像化するの難しいですよ。
なんていうのかな、整くんが整くんじゃないんですよね。菅田将暉さんがいいとか悪いとかそういう話ではなく、整くんを映像化しても誰がやってもえー、なんか違うんだよなってなりそうなんです。実際、風呂光さんも言われたでしょう。彼女も誰がやってもしっくりこない。恋愛要素なんか余計なものをくっつけたから余計に原作からお好きな方からは顰蹙を受けた。風呂光さんは漫画の距離感がいいんです。
それはさておき、本当に先生の頭の中をちょっとだけ覗かせていただきたい。BASARAもそう思っていましたが、この作品でさらに思うようになりました。先生の頭の中に整くん住んでません?
1巻目の出だしからもう整くんワールド全開なんで彼の人となりを説明するところが全くないにも関わらず、ぐいぐい引き込まれてしまう。これはドラマ観てきた方もわかると思いますが、登場人物の説明とか一切ないのに、ものすごい引力で整くんにどうしようもなく目が離せなくなる。
もっと読みたい。どんな過去があるんだろう。
あの首元の火傷の所以はどこから?
彼は虐待を受けてきたから?
ガロくんたちとの続きは?
それより頭の中の構図どうなってるの?
気がつくとあっという間に飲み込まれている。
この作品に出会えたことを感謝します。
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ミステリと言う勿れ