3.0
リアルなのか、そうでないのか
(新宿◯勢丹と思われる)百貨店を舞台にした現代女性のサクセスストーリー。
20代後半からの5年間、人として女性として、職業人としての葛藤と変化、成熟が描かれていました。
主人公だけでなく周囲の登場人物も含め、感情の機微や経験の描写はさすが槇村先生!という感じで、リアルそのものでした。
ただ、前だけ見てとにかく努力し、登り詰めることが最善とでもいうような時代や世代の規範意識が作品を通してサブリミナルに響いていて、少々の窮屈さを感じてしまいました。
だからこそ主人公は突然抜擢されたバイヤーというポジションでがむしゃらやって出世していくんだけど、それがちょっと行き過ぎ出来過ぎで、シンデレラストーリー感が強すぎてリアルさを欠いちゃった。
だって、経験5年32歳で婦人のバイイング任されるとか…。
ミクロな人物描写、マクロな時代表現は秀逸で、
メゾの組織文化のところは物語になっているのかな。
ま、そのバランスが漫画作品として良いのかもしれないですね。
-
0

Real Clothes