5.0
最高。白川先生に最後まで描いて欲しい。
プロモーションでまず絵に惹かれました。
気になって読み進め、先が気になり過ぎて原作小説に手をつけたら後戻りが出来ない位にハマってしまいました。寝食を削る程、本に夢中になったのも、本を読んで胸が締め付けられる想いをしたのも本当に久しぶりでした。
漫画からでしたが、原作を読んで改めて白川先生がコミカライズで良かったと心底思いました。丁寧で優しいペンタッチが世界観にもあって居ますし、キャラクターも表情も原作のイメージにピッタリで……
原作はオリアナ視点、ヴィンセント視点と切り替わる為に相手がその時どう思って居るか等が読み進めないとわかりませんが(それはそれで後から答え合わせが出来て良いのですが!)、この時オリアナ/ヴィンセントはこんな風な表情だったのかと絵で見られて解像度があがりましたし、何よりその表情が本当に良くて……!辛いシーンはより切なく、楽しいシーンは読んでいてニマニマしてしまう程幸せを感じます。
(ヴィンセントの照れ顔、大好物過ぎます!!)
偶に原作と異なる流れもありますがそこまで気になりません。(原作ではラーメンは1年の時にはまだ食堂メニューにないのに初手で食堂でヴィンセントにぶち撒けて怒りをかってしまう、等)
寧ろ冒頭での死に戻り前のヴィンスの躊躇いがちな反応など、漫画になったことでより物語を読み進めるに辺り深みが増したと思います。(お陰様で原作を読んだ際にもしかしてあれは……?と色々考えられて良かったです。)
まだまだ先は長くラストまで折り返しにすら到達して居ませんしヴィンセントにとっては辛く長い道のりですが、可能であればラストの、小さなプリンセスとミゲルの「公爵様は野の花の花束で奥方をオトした」と馴れ初めを語る所まで白川先生に描いていただきたいです。
- 4
死に戻りの魔法学校生活を、元恋人とプロローグから (※ただし好感度はゼロ)