4.0
毒親育ちには刺さる。悲しい物語
はじめは香澄とゆみ視点の物語だったが、物語は途中から絵美視点に切り替わる。
冒頭の飲み会のシーンのやり取りも、旦那の東京赴任にブチギレだった意味も、読み進めるとその背景がわかってくる。嫌な奴としか思えなかった絵美に共感してしまう。絵美は逆境のなかとても良く頑張って来たとすら思う。毒親育ちには刺さる。
毒親から引き継いだ毒を解毒しきれなかったひとの、たぶんそんなひとたちの、悲しい物語。
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