4.0
全部読みました
主人公カティア令嬢がなんやかんやのトラブルに直面し
すごい立場をバックに冷静な判断と行動力で解決するお話かと思ったけどちょっと違った。
そもそもなんで、あんな人と婚約したのか不思議。
それは一応説明してるけどこじつけ感ある。
始めの掴みに必要だったのか、途中で路線変更したのか。
カティアは皆さんの感想では上からで偉そうとか言われてて確かにそんな風にも感じるけど
心の中の声も多く
心の中でもあんなふうに丁寧語で冷静に説明するみたいに喋っているから
嬉しいとか悲しいとか感情が見えなくて心の中まで淡々としているので
偉そうに見えるのだと思う。
ちゃんと読めば悩みとか葛藤、永遠のジレンマみたいなのが見える。
カティアの悩みは簡単には解決できない。
そういう設定なのであえて心の中も丁寧語にして冷静に説明させてるのか?
とにかくカティアは年相応(確か16歳)の令嬢ではなくとても冷静設定なので偉そうでいいのだと思う。
作者さん、ただ面白い話ではなく、文学的なこだわりがあるのでしょうね
文章にしてない部分を読むことを要求されている気がします。
ゆう拐されたお話の締め方もそうですが最後あたりの数話も想像力無しでは読めません。
何度も読み返して欲しいと考えて作られているのではないかと思います。
痛快とかすっきりとは違う面白さはありますが少々難しい読み物になっています。
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身に覚えのない理由で婚約破棄されましたけれど、仮面の下が醜いだなんて、一体誰が言ったのかしら?