5.0
ヒエラルキートップからの滑落人生…
大企業の2代目で中東に赴任していた主人公。
地球に大寒波が訪れ、妻と息子と1ヶ月間の冬眠装置に入っていたつもりが……500年も経過していた。
世界は様変わりしており、妻も子も含め 周辺住民は死滅して 原始的な文化に逆戻りしている。
日本に残してきた娘の消息が気になり シベリア鉄道ルートを目指し 日本まで旅をする。
人より金を重視した生き方から、金の価値が無くなった時代に順応していく過程が面白く、
現代の金銭至上主義の社会構図に関して考えさせられる良作です。
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望郷太郎