雌だけど女じゃないさんの投稿一覧

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作品レビュー
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21 - 30件目/全49件

  1. 評価:4.000 4.0

    新ジャンル趣味布教用作品

    この作家さん、この作品に限ったことではないのかも知れないが、新しいジャンルの趣味に目覚めさせる系の作品が上手いのかも知れない。書道ネタの"とめはねッ!"も、そういう意味で大変面白かった。
    ちなみに、この作品は、書道なんかやったことがない主人公が書道にハマっていく"とめはねッ!"とは違い、初めから主人公が柔道の結構な玄人だ。だが、試合解説の過程で柔道の面白さを教えてくれるような場面が沢山ある。柔道の素人でも充分入り込んでいきやすい形に仕上がっている気がする。

    また、この人特有のノリの良いキャラクターたちによるムードメイキングも大変テンポが良くて面白い。ある意味で主人公が一番キャラが薄いはずなのに、その周りの濃い奴らが飽くまでも主人公をいじる立場でいてくれているお陰で、誰が主人公なのかを忘れずにいられるというか。あんな空間で部活動を楽しめたら、楽しいに違いない。
    そして、甘酸っぱい恋愛模様も、主人公が無双しているわけでもなく、柔道という主題を邪魔しない見ていて微笑ましい程度なので、結構爽やかに楽しめる気がする。

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  2. 評価:4.000 4.0

    犬のあるあるかも知れない

    犬を飼ったことがある人ならば、そして、その犬になぜか懐かれない家族を持ったことがある人ならば、思わずクスッと笑ってしまうかも知れない。
    そうでなくとも、犬の習性をある程度理解している人なら、思わず笑ってしまうこと請け合いである。
    主人公が、犬相手に本気になって気を揉んでいるシーンが幾度となくあるが、その理由を読んで知ってしまうと、人によっては大笑い不可避かも知れない。
    だが、幸せな家族の形を見せ付けられている感じが嫌いな人は、このほのぼの加減には要注意である。

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  3. 評価:4.000 4.0

    "PEACE MAKER鐡"と併せて…

    初めて友人女子に借りて読んだときには、絵柄が可愛らしすぎて(というより女性的すぎて)、オッサン脳の自分は取り残されそうに感じてしまっていた。
    だが、キャラクターたちの表情に動きがあるし、主人公の持つ見た目のコンプレックスが自分の持つそれととても似ている感じがしたため、結構面白く読めてしまった。
    比較的明るくて愉快な新撰組一同といった印象で描かれてはいるものの、それだけではないし、ギャグとシリアスとにきちんとした減り張りがあるため、飽きずに読めると思う。
    これの続きともいえる作品こそがこのレビューのタイトルにもある作品なのだが、できたら是非そちらも併せて読んで頂きたい。こちらの作品にきっちりハマって頂き、主人公の成長を見守り隊に入隊してから、次をどうぞ。
    また、ちなみに、こちらの作品は幕末~明治維新の辺りの歴史の動乱を楽しみたい人にはまだ生温いかも知れない。そういう人も、鐡の方まで読み進めたくなってから、次をどうぞ。

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  4. 評価:4.000 4.0

    実写映像化希望作品

    個人的に、とても実写化されて欲しい作品である。

    金田一蓮十郎氏の作品には、"ハレのちグゥ"の時代から全般的に、根底に
    「家族とはなんなのか」
    「恋愛とはなんなのか」
    といった主題があると思っている。
    この作品についてもそこは同様で、中でも特にそういったテーマがわかりやすく表面化している方の作品に感じる。
    そして、この作品には
    「父親になることとは」
    「母親になることとは」
    「親であることとは」
    という、性別により期待される家庭での役割の違いやなんやらも描かれていて、性別の悩みにとても深く関わった人生を送ってきた自分にはとても共感しやすい部分も多い。

    もちろん、金田一蓮十郎氏の作品特有のテンポの良いギャグシーンもキレッキレで、そこも期待していいと思われる。

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  5. 評価:4.000 4.0

    言わずと知れたおバカの天才

    "おバカ"というのは人となりや頭脳の能力のことではなく行為のことなのだと腑に落ちる。
    主人公のしんのすけ君というキャラクターは、ある意味で、大人ではないからこそ到達できる発想や行動の権化ともいえる。彼の行動に周りの大人たちは翻弄され、大人たる自分の有り様に、ときに疑問を抱き、ときにそれに囚われた自分に気付き、ときに大人であることを強制的にやめさせられるようにしてキレたり、結果的に一緒におバカをやることになったりする。
    そういうものの見方をすれば、割と哲学的な作品なのかも知れない。
    ちなみに、子育て中の人が思わず共感してしまうシーンも、絶対にあるはずだ。

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  6. 評価:4.000 4.0

    テンポ小気味良く、面白い。

    これは、個人的にはとても気になっていた作品で、コンビニに単行本が並んでいるのをまとめて買ってしまおうか悩んで、金欠を理由にやめたものである。

    主人公の少女は、ある意味で非常にマッドでマニアなヲタクで、作品タイトルで察することができる通り、推しは薬やその効力を有するあらゆるものである。
    それなので、世間一般とは幾ばくか感覚がずれており、その世間一般の有り様をどこか冷めた目で見ている。我が道をひたすら邁進するタイプの、特に女性たちからは、とても共感しやすいタイプの主人公なのではないだろうか?
    また、彼女の口から語られる、現代日本人からすれば意外なものに潜む意外な効力は、とても面白い知識でもある。
    テンポ良く楽しめる作品ではないかと思う。

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  7. 評価:4.000 4.0

    出オチ感満載ヴィジュアル

    主人公の渚くんが見詰める昔懐かしい宇宙人(タコ型火星人)の想像図的な見た目のクラス担任が、キャラデザイン的に思い切りが良すぎて、そこで盛大に傷付け噴いた記憶がある。そんな第一印象ながらも、連載開始から最終回までリアルタイムで読んだ、この作品。
    相変わらず、松井先生ならではのものの描き方である。きっとこの世の他の誰にも似たものは創り出せないであろう、そんな世界観は、"ネウロ"のときからそれなりの時間を経てから出発したこの作品でも、堂々健在である。
    主人公たちが中学生であることを綺麗さっぱり忘れてしまえるような内容なのが少し気にはなるが、"ネウロ"が好きな人ならそれなりに楽しんで読めるはずだし、若者へとなりゆく子供たちが我が道を歩み始めるに当たりどう自分自身と向き合っていくか、という学園モノに不可欠ななにかもそこにはあるので("ネウロ"の主人公の弥子のときからそこはそうかも知れないが)、楽しめる要素は多分に含まれているはずだ。

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  8. 評価:4.000 4.0

    作者の子供心炸裂中

    言わずと知れた有名作品である。

    個人的には、第1話(ジャンプ本誌規格で)を読んで世界観を理解してから、それでなんとかイケそうならゾロ特集、ナミ特集、ウソップ特集、サンジ特集、ローグタウン編とリヴァースマウンテン編を挟んで、チョッパー特集、今度はアラバスタ編を挟んで、ロビン特集、フランキー特集、そして、ブルック特集を読み、そこまでいってまだついていけていたら、東の海(イーストブルー)編、"偉大なる航路(グランドライン)"前半戦編、後半戦編のそれぞれの中から気になるエピソードをピックアップして読むのが一番無駄がなく楽しめると思う。
    尚、上記を馬鹿正直に守ると重複して読むことになるエピソードも少なくないので、案内役を誰か1人は用意しておこう。

    ただし、この時点で胸焼けがしてしまう人がいるかも知れない。そういう人は、誰か底なし沼に引きずr……もとい、案内役になれる人にお薦めのエピソードを訊き、そのエピソードのざっくりとした登場人物の説明(主要面子のみで、各1~2文以内と定めておいた方が面食らわずに済むだろう)を教えてもらった後、読んでみるのがいいかも知れない。
    このやり方で自分が案内役になるなら、パンクハザード編とドレスローザ編を推したい。そして、その登場人物の主人公一味連中を除いた主要数人について、2文までで収まらない人物紹介をありったけの夢を掻き集め海賊王の名台詞付で熱に浮かされながら披露したい。

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  9. 評価:4.000 4.0

    言わずと知れた有名作

    これこそが、かの上野樹里を有名にし、その役風から抜け出すのにかなりの苦労を強いた、あのドラマ・映画シリーズの原作である。
    主人公が"のだめ"こと野田恵なのかと思いきや、これは、彼女を客観的に見詰めるある若き秀才型音楽学生の、のだめを通して自身を見詰めてゆく人間成長物語である。
    あまりにも考え方や身の振り方の癖の強い人物たちがこれほどまでに雁首揃えておりながら、
    「これは見た目を変えただけで前に登場した○○と同じキャラクターなのでは?」
    と思わせることなくその数のキャラクターたちを各々に活き活きと描いていて、秀逸である。
    惜しむらくは、少女漫画や女性向漫画にありがちな、髪型や服装が同じになったら見分けられる自信がなくなるくらいに似通った顔がごろごろいる絵柄、というところだろうか。

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  10. 評価:4.000 4.0

    金田一節満載。

    個人的にはこの作家さんの独特の世界観というか、家族観が大好きである。
    そして、この作品では、それが割と炸裂していた気がする。
    この作家さんは"ハレのちグゥ"の頃から明るいノリとテンポでサラッと世間一般で見れば複雑すぎる家庭環境や家族の関係を描いていたと思うが、正直、それよりずっと新しいはずのこの作品でもそうなっているのが、個人的には嬉しい。
    世間一般の考え方の型に中指おっ立てることなく新しい形の家族の在り方を描き出してくれる、そのままの金田一先生でいてもらいたいものである。

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