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子どもの心を踏み荒らす大人たち
青年期にさしかかるにつれて、主人公の中にモヤや黒い陰が出てくる。
積もり積もって取り返しのつかない衝動を引き起こしてしまう。
でもそれは青年期の人間関係や悩みとは別に、幼い頃の無垢な心を自分勝手な大人たちが踏み荒らした泥や汚れが、心の動揺をきっかけに広がっていったのだと受け取りました。
おそらく最初のきっかけは友人の交通事故。
その時に周りの大人が傍観者となってしまい、心の泥を払ってあげられなかったことが、その後の彼の心の成長に影響していると思う。
最後に叔父の赤ちゃんが真っ白い鳥の形で誕生した。
この子が踏み荒らされずに、白く生きていけるかどうかはわからない。
子育てしている身としては色々と考えさせられたし、大人の責任を問われている気がしました。
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おやすみプンプン