5.0
ガッカリからの希望
ナニワトモアレ、なにわ友あれが終わる時、作者は描きたいものがある‥、と言って終わった。
正直作者の驕りだと思ったわ。
作者の青春時代の事を漫画にして、面白く人気も出て、内容的にまだまだ続けられたのに。
作者の漫画への熱量と面白さ、人気は比例しない。
次作はそんな気持だけが先行した漫画だと思っていた。
いや、寧ろ「そうなれ!」って考えていた。
ところが、ところがですよ‥、飄々とした無表情な青年が「○しの天才」。
それを殺しを止めさせる所から、仕事の相棒が妹になる‥。
しかも○しは禁止。
禁止なのに○したら、組織から○される、と言う理不尽な条件。
設定の暴力団の規模もイケイケ振りも、大阪で育った作者らしく、西成の某組織がモデルの様だし。(規模を小さくしたが)
そんな○せない、○し屋の青年の演技や正業、ちょっと変わった恋模様から、これも変わった友情等。
作者も見せ方に拘っただろうに、見事にハマった‥。
いつの間にか前作の事等、忘れて1話、々に夢中。
そして、個人的にこの作者の喧嘩のシーンの描き方に物足りなさを覚えていたのだが、今作からちゃんと動きが出た。(偉そうでごめん)
よく漫画家は、同じ作品ばかり描いていると飽きるらしい。
まぁ、ドンドンストーリーを作品が狭めて面白く最終回に向かうのだから、ネタも出にくくなるだろう。
また、好きな作品として「ここで終わらせる」って気持もあるのだろう‥。
でも、昔は1読者だった作者にお願いしたいのは、期間を空けながらも続けて貰いたい‥、という読者の願いだ。
本作品は(ごめん、Secondシーズンまでの時点で)一区切りは着いたが、作者の生涯のライフワークにして欲しい。
そんな願いが湧く作品。
そして読者の立場でできる行動は、自分でも作品を読み、皆さんにも作品を読み、愛して貰うのが、編集や作者を動かすゆういつの道だと思う。
作者も熱ければ、読者も熱くないとね!
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ザ・ファブル