質問があったので‥‥
どこの世でも常にある権力闘争が、この場合
世子を推す派閥と大君を推す派閥とがあり、どちらでも無い派閥がどうするか王様の生命が終わるまでにせめぎ合う事になる。
特段何も無ければ世子が次の王位に着くはずだが、片方は何とかして世子を失脚か亡き者にしようと動くし、世子が王位に就いた後でもクーデターを起こす事も大いにある。
クーデターを起こす側も次の王になる人を掲げる訳で、この場合現王と王妃の息子である新城大君が適任という事は間違いない。
だから、世子が王になれば世子が望まなくても派閥の連中がクーデターの芽を摘むために新城大君を手にかけ始末する‥‥。
‥‥という事を王妃は恐れているのだと思う。
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狂眼
042話
42話