連載していた当時も感じていたけど、輪を諭す未来路の言葉は一見正しいように見えて、実は「犯罪者はやりたい放題。被害者が我慢してすべてを流せば済む話」にしかならない。
話が違えば、じゃあ犯罪者に愛する家族を殺された人たちは、そのすべてを忘れて幸せになる方が楽なのか?
記憶を持ったまま生まれ変わり、犯罪者が目の前にいるのに「そういえば過去にあの人に家族を殺されちゃったんだったー。でも忘れた方が幸せだから、なかったことにしちゃおう」って思えるのか?
いや、普通に無理でしょう。
そういう意味では、未来路の言葉はものすごく軽いです。
おせっかいさんは一見優しいように見えますが、実際のところ自己満足したいだけの言葉だけであって、相手のためではないのです。
確かに未来路も力を持った故の苦労人ですが、でも輪の体験とは全く違います。
結局「事情をよく知らんから言える他人事」なのです。
未来路に感情移入した人は、その辺を理解した上で読んでほしいシーンです。
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ぼくの地球を守って
153話
第148話