4.0
あり得ない事ではない
主人公、しんらちゃんの家庭環境が最悪過ぎて、こんなのあり得ないと思う方もいるかもしれません。ですが、以前ネグレストの親に育てられた子供の本を手にしたこともあり、この状況が全くあり得ない事では無いと知った上で、この物語を読んでいます。
逆にあり得ないのは、学校のイケメン男子3人。しんらの支えとなります。ネグレストについては心が痛くなってしまって、(簡単に描かれていることに違和感も少し感じ)軽く読み進められない部分もあり、個人的にマイナス1なのですが
このストーリーの中では、この子を支える仲間がいて、しんらが前向きに歩んで行く姿が描かれていて応援したくなります。
子育て中の方には少し苦しいものがあるかも知れません。が、全て物語として楽しむのなら、ストーリーも絵も、心理描写も、とても素晴らしい作品だと思います。
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四畳半のいばら姫