4.0
どうしても比べてしまうけれど
山岸涼子先生の「日出処天子」と、どうしても比べてしまいます。
厩戸皇子が天才というよりエスパーであったというのは、画期的で衝撃でしたから。
そして当時珍しかったこの時代の文化や風俗も、「日出処天子」を通じて知った方も多いかと思われます。
それを踏まえて読むと、こちらの池田理代子先生の「聖徳太子」が、二番煎じに見えてしまうのは
仕方ないように思えます。
なんで、こうもキャラクターデザインが被るのでしょうか。特に主人公は、物議を醸すのも必至な程そっくりです。
池田理代子先生の力量なら、避けようも有ると思うのだけれど、これは山岸涼子先生への挑戦だったのでしょうか?
…ということは「日出処天子」をご存知の方は、誰でも感じることでしょう。
私もそうです。
が、話の詳しさやテーマは、明らかに方向性が違います。
古代の史実は想像による解釈の幅が大きいこともあり、こちらはこちらで楽しめます。
山岸涼子先生の目指したものと、池田理代子先生の描き方は、それぞれどちらも面白く甲乙を付けられるものではないです。
それだからこそ、キャラクターデザインを変えて欲しかった。
〜ので、☆ひとつ減らしました。
意欲作ではあります。
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聖徳太子