5.0
ひたすら、おもしろい!
心が読める彼と、どう関わるのか悩むみのり。もう一人の能力者の言葉が胸に刺さる。心が読めることへの同情心!大変だろうなって思うことも、同情心かもしれない、と気づかされた。同情心って、どこか上から目線の気持ち。あるがままに受け入れるって、難しい。そんなことを考えつつ、次を楽しみに読んでいる。
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心が読める彼と、どう関わるのか悩むみのり。もう一人の能力者の言葉が胸に刺さる。心が読めることへの同情心!大変だろうなって思うことも、同情心かもしれない、と気づかされた。同情心って、どこか上から目線の気持ち。あるがままに受け入れるって、難しい。そんなことを考えつつ、次を楽しみに読んでいる。
テンポのよい展開、意外性も十分。パターン化されていない点も、よい。すべての人が、差別意識を持っているわけではないという設定も心地よくて、作品世界に引き込まれる。貴族、平民。オーラの有無、そんなことより、人格、教養、温かな心、もっと大切なことがある、と天使に倣う人達がいることは、実に素晴らしい。
生まれて殺されての繰り返しの中で、学んでいったことが、今、役に立っている。真っ先にしたのは、温かく接してくれたメイドを救うこと。温かさと、学習能力、これこそが最強のアイテムでは?家族だけでなく、同じ魔法が使える者も、彼女を狙っている。高い能力ほど、狙われるということか。協力者も現れるだろうけれど、持ち前の心と能力で、よりよく生を獲得するだろう。
顔を知らなくての結婚。まるで、ギリシャ神話のプシュケのようだ。顔は知らなくても、心の交流はできるはず。プシュケと同じく、顔を見たい、という好奇心に勝てないのか、それとも、顔を見せない相手が、自分を信頼していない、と不安なのか。展開が気になって続きを読みたい。
意外にも早く気づいてもらえたけれど、まだまだ至難の道。やはり、相手を思っていると、相手のことがよくわかる。外見を入れ替えても、中身は変わっていない。そのための表現なのだろうが、入れ替わった後の表情は、明らかに、
入れ替わり前とは異なり、悪役の方が美しく、聡明になっている。
偏見なし、好き嫌いははっきりしている。獣族とは、種が違うけれど、ヒロインの在り方は同じ。自身がまったりすることよりも、もはや、お客様にまったりしてほしい、そんな思いが透けて見える。彼女自身は気付いていないけれど。料理系コミックとして、優れもの。面白いだけでなく、異文化交流の原点を見た、そう感じさせる逸作。
五感が消えていくのは、どれだけ恐ろしく、不安なことか。家族が安易に利用する・・・。便利だから、と人は安易に利用する。すべて、自身のため。相手のことなど考えていない。コレって現代の縮図では?そんなことを思いつつ、ヒロインを見つめている。
悪女にはめられ、苦しむヒロイン。そこに現れる救世主。そんな展開かと思っていたが、二重、三重にはりめぐらせたプロットを楽しめるのは、嬉しい誤算。ハッピーエンドになるだろうけれど、そこに至るまでのプロセスが、甘いだけではないところも評価できる。
展開もよかったし、設定も満足。ただ、魔王を説得する場面では、単に外へ出られことに留まっていて、王への挨拶のためだ、という説得が描かれていなかったのは残念。魔王の心を彼女が動かしていく過程が丁寧なだけに、ここもきちんと描いてほしかった。
タイトルに惹かれて読み始めたけれど、生活導具から実戦用まで、多岐に渡る物作り。ダリヤの前向きな性格と、後から知る、父の生き方がすばらしい。人の役に立つモノを作りたい、というダリヤだからこそ、様々な人と繋がって、世界が広がっていく。ダリヤに心からエールを!
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コータロー君は嘘つき