密と香。違う世でまた出会うなら、甘美で至福の出会いに…惹かれ合う魂はその思いが叶うまで何千年何万回、生まれ変わって出会いを繰り返すのかも…
愚かと言ってしまえばそれまでだけど、サヨリの迷いのない、満男への思慕には運命とか、前世からの因縁とか、何か抗えない激しい河の流れのようなものを感じる。最期にサヨリに戻れたのか、それともサヨリこそ仮のほんの一瞬の姿で、彼女がそう言い続けたように、お香の生き様こそが、満男、今世では善二から満男と名を変えたその魂を愛し続ける彼女の本性なのではないのか。などと考えこんでしまいました。
-
5
声なきものの唄~瀬戸内の女郎小屋~(分冊版)
350話
第106話(3)