1.0
毎週楽しみにしていましたが離脱します
デミアンが不評ゆえの低評価が多いですが、読み進めるにつれ応援していたはずのクロエが無理になってきたので離脱しました。
母親亡き家の長女であり足も不自由なためか、奔放な妹と対照的に自分の心を押し殺して生きているような、すべてを諦めているようなクロエが変わっていく様子を楽しみに読んでいたのですが……。
品格に反抗をって、こんな方法で?ととても残念に思いました。
偽装死は読んで気持ちの良いものではなく、利用された身元不明の遺体は盗まれ、燃やされ、墓を暴かれ、縁があるかもわからない土地に埋葬されと散々な扱いです。
もっと賢く聡明に、誇りを失わずにデミアンと向き合い反抗するクロエが見たかったです。
また、クロエは12話で
公爵様は我が一族と婚姻を結ばなければならない何らかの理由がおありなのでしょう。
何らかの理由で王国きっての花嫁候補を退け没落した一族と婚姻を結ばなければならないとしたら…その相手が誰であろうと関係ないはずです。
だとしたら――誰も見向きしないほど致命的な欠陥のある相手のほうが都合が良いのではないでしょうか?
と自ら結婚の申し出をしたことは忘れてしまったのでしょうか?ベルディエ家存続のために。
(そのベルディエ家も長女は偽装死、それをきっかけに領主である父親は行方をくらますなど、駆け落ちした次女含め一家そろって身勝手な振る舞いで貴族としての責任を疎かにしているように映ります。作品が違えば無能ゆえに領民を苦しめる残念貴族のよう。)
真実を知り、手のひらで踊らされただけだとか汚れた秘密だとか嘘だらけだとか……己の利益のために愛なく結婚したのは自分も同じなのに、真実を語るデミアンの言葉に耳も傾けず被害者意識全開で暴走しはじめたので驚きました。
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その品格に反抗を