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「命が消えた時、看護師も心に傷を負う。それを繰り返して心に傷を負う術を身に着けていく」という部分を読んで、忘れていた過去を思い出しました。
私はとある癌センターに勤務していた経験があります。担当していた患者様が亡くなると全身の力が抜けて、何も考えられない状態によくなりました。
でも何度もそんな経験をしていると、やがてそのようなことはなくなりました。私は自分が死に対して何も感じなくなったと思っていたのですが…今考えると、私も心に傷を負う術を知らない間に身に着けていたのかもしれません。
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透明なゆりかご 産婦人科医院看護師見習い日記
068話
師長さんについて(2)