5.0
とても好きな作品です
とても好きな作品です。
十何番目の皇女って、こんなにも大変な生活、ビビアン・ルシアとその生活を知って、初めて納得しました。
それなのに、前向きに明るく、毎日、しっかりと生きている姿に、励まされました。
そして、父からのムリクリに対抗するために、自分からタラン公爵を説得し、契約結婚を申し込む。
説得する話の仕方も、おもしろかったです。
タラン公爵の秘密が少しずつ明かされ、彼の女性遍歴も。
二人の距離が、誤解をたくさん巻き込みながら、一つほぐされて、近づいていく。
どこまでも二人を中心に話は進むが、義理の息子や公爵の過去の女など、いろいろなエピソードも。
そして、二人は少しずつ本当の夫婦になっていく。
二人の間に誠意が育って、愛を感じられるようになるまで、かなりかかる。
ルシアの前向きな考え方が、一歩ずつ幸せに向かわせる。
言葉、考え方が明確で、心に響く。
公爵との愛は、心だけでなく体も含めてで、その点もエピソードになっているところの一つ。
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ルシア