エブロンの忠実なる臣たるヘイリーが「大公妃殿下」と呼ぶのに対して、アキム主教が「ローサン侯爵」と繰り返し呼ぶのが印象的だね。
ヘイリーがエブロンの尊厳をかけて大公妃を守る姿勢を示すのに対し、主教はあくまで異端者ミライラ・ローサンの娘として扱い、意図的にエブロンの反発に触れず論点を躱そうとしている。
ここにアキム主教の人物も表れている。一見強硬だが、実のところ俗物的でけして原理主義的ではないから、金銭的・政治的な懐柔と交渉の余地があるジンブツだということだ。
そして、こういう腹芸ができるのがヘイリーでもある。
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悪女は2度生きる
114話
114話