5.0
後半の展開に期待大☝️
高校生が主人公の作品を読む時は、主人公に感情移入してたんだけど、この作品に関しては絵のタッチのせいか親目線の感情移入になってしまいます
この物語はお互いに親が同じ時期に離婚して、もともと恋愛感情がなかった2人が「諸行無常に勝つ」をポリシーに恋愛感情を育てて行くと言う作品
梓も樹もまさか自分達の両親が離婚をするなんて思いもしないほど普通の家族で、それがずっと続くと思ってたのに、子供達が多感な時期に両親は離婚を選んだ
梓の両親はお互いの思い遣りのすれ違いが原因じゃないかと思わせるように、最後まで離婚回避を模索してたようで離婚してからも子供への配慮がしっかりしてるけど、対して樹は離婚する前から父親への不信感を抱いていたようで、自分は愛する人を裏切らない、愛する人がいてくれればそれでいい…と一見ただ親のように離婚しないって思ってるだけかと思いきや「諸行無常に勝つ」などと、ちょっと偏った感情を抱く…
樹の生い立ちや想いが少しずつ明らかになってきても、梓への想いは読者から見たら単なる束縛や自己中にしか見えず、現在100話ほどで完結まで丁度折り返し…
人生折り返しを随分超えた私的には(笑)、梓&樹がかがげる「諸行無常に勝つ」ではなく、のりちゃんの「諸行無常だから大丈夫」を受け入れてしなやかに歩んで欲しいのだけれど、後半の展開に期待して読み進めようと思います
-
0

ちよにやちよに