3.0
1-2巻はおもしろかった
最初はすごくおもしろかったのですが、途中の藤堂ネタがすこししつこくて、最終巻の4巻はなんだかあんまり…でした。最初の頃のギャグの勢いやセンスが好きだったな。
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4426位 ?
最初はすごくおもしろかったのですが、途中の藤堂ネタがすこししつこくて、最終巻の4巻はなんだかあんまり…でした。最初の頃のギャグの勢いやセンスが好きだったな。
絵はとても雑。ほとんどデフォルメされたコマだけが続きます。
タイトルにあるような狼感は別になく、ただふんわりほんわかな人が、真面目になると狼、と描写しています。そういうの、二面性と言わず、別に当然かなあという感じ。
ただ、盛り上がりの構成がわりとしっかりしていてどんどん続きを読みたくなる感じでした。1部のラストの盛り上がりや締め方はほんとうによかったです。
2部はまあ…どうしても盛り上がりに欠けていて、絵もさらにギャグ漫画みたいになっていて、そういう絵ばかりで、さすがにこの漫画家さんこういう絵しか描いていなくて技術力大丈夫かな? と思いました。絵が上達しないだろうなと。
お話も、陛下の過去を掘り下げているけれど、すこし違和感がある展開で、最後は取ってつけたようにお決まりの記憶喪失ネタで苦笑してしまいました。
それはそれとして、陛下のアプローチにいちいち騒ぎ立てていて雰囲気も何もないヒロインだから、たとえ結婚しても妊娠とかなんだか無理やり感がありました。
絵だけに気をつければ、1部はおもしろかったです。
あらすじや宣伝文に「心が揺れて..」と煽っているけれど、最初から最後までずーっと年下くんは当て馬で、終始2人の話しか出てこなくてモヤモヤしました。「3人の選ぶ結末は..?」とか煽られても、2人のことしかお話は展開していないし、残りのページ数もあって、いや結局この2人でしょ..としか思えず、そこもモヤモヤ。
しかも、絶対年下くんのほうが魅力的に描かれている...。たしかにヒロインは一生懸命で、周囲のお世話ばかりしていて、そこを見て分かって手を差し伸べてくれて安らぎをくれる年上さんに惹かれる理由も分かるし、最初はそれでいいと思うのだけど、年上さんは結局過去に踏ん切りがつけられていないとしか思えないしなあ...。
なかなか複雑で重い育ちと過去なので、踏ん切りをつけるのは難しいと思うけれど、ひと目でかっこいいと騒がれたりする容姿だし、本音の寂しがりを隠すためのチャラい性格もあるし、タバコを吸っていたりするということは、タバコを覚えたきっかけもあるだろうし、忘れられない女性がいたとしても、いろいろ女性関係があったはずなのに、そういうことがきれいさっぱり割愛されていて、純情的に描かれているのもなんだかなあ..という感じがしました。
絵も好きだし、お話や演出や構成もわりと安定しているのに、最初から最後までずーーっと、なんだかなあ今ひとつだなあ..という感が抜けませんでした。もうすこし長期連載だと、3人の関係をもっと入り組ませられたのかな?
好きになったばかりの漫画家さんで、作品を追っているときだったのでちょっとほんとうに残念でした。
この漫画家さんの作品はSFミステリの方が好きなので、この作品もドキドキしながら読んだのですが、まだお話が途中のまま、打ち切りなのかなあ? 何年も続きが出ていないので残念です。ちょうどおもしろくなってきたところで終わってます…。
この時代の作品らしく超展開もあるけれど(いつ恋人同士になったのか/かんきん中、排泄処理はどうなっていたのか完全スルー/1回しか致していないのに何年も愛せるのか/お父さんはその後どうなったのか、外国に行ってvisaとか仕事とかどうするのかetc、数えるとキリがない苦笑)、有名作品なので一度読んでみてもいいかも。お話が広がっていくかと思えばあっさり終わったけれど、ストーリーの発想やじりじり追い詰められる展開などは、漫画賞を受賞した作品だけあるなあと思いました。
ヒーローの秘密や彼の遠縁の女の子や、長期連載になるためのいろんな伏線が散りばめられつつ、後半あっさりお話が終結したので、予定より早く連載終了だったのかなあという気がしながら読み終えました。
それでも、お話としてはまとまっていたし、この漫画家さんらしくだれも悪い人は出てこない/テンポいいコメディ/かわいいドキドキの読後感のよいラブコメでした。おもしろかったので、もっと長く読みたかったです。
同作者の『王子が私を〜』がすごく楽しかったので他作品を追っています。今作は初連載作品らしく、3話連載だったものが16巻まで続くという長期連載で、それでもずっとテンポよく、作者らしい作風でおもしろかったです。
ただ、ヒロイン/ヒーロー/クラブ創設者それぞれの恋愛残念理由は明かされたのに、アニオタの人だけ、当初クラブに勧誘された理由の「なぜ2次元だけを愛するようになったのか」がまったく描かれないまま終わってすごく気になりました……
ヒロインとヒーローの2人が恋人同士になった後もいろいろ事件が起こるけれど、そこにその理由に関わる事件をなぜ入れなかったんだろう………というのもあって、後半がすこし残念でした。
なにかあるとそれぞれが「自分のせい」と思っちゃうくらいみんな優しい人たちばかりなのも、この漫画家さん特有のほっこり要素だなあと思いつつ、それなのに勢いのあるテンポのいいコメディなのもおもしろかったです。
きらきらファンタジーを詰め込んだ短編集で、アンティークな家具や人形が好きなひとは大好きなお話だと思う。かわいらしくてほんのりあたたかいきもちになる、この漫画家さんの長所が出ている作品。
最初は絵や装飾があまりにも簡素で、「もうすこし丁寧に描き込んだ漫画が好きだなあ。死者のキャラデザとかひどいなあ。設定の矛盾とかあるなあ」と思っていたのですが、読み進めるごとにコレットもハデス様もガイコツたちも魅力的になっていって、漫画家さんの技量を感じられるようになってきました。
恋人同士になってからの甘々な2人もかわいらしい。
わりと長いけれど、まだまだ続きを追っている作品です。
前作の『花と悪魔』の丁寧な絵柄とお話がすごくよくて好きになった漫画家さんですが、デジタル絵になった今作から別人のように大幅に絵が変わって簡素化されてしまって、それがとても残念です。
今作も上品でかわいいラブストーリーだけど、ミステリ要素や切なくやるせないお話もあって、続きをずっと楽しみに読み続けました。最後、完全に蛇足に思えるエピソードも入っていて、それを入れるならヒロインの双子の兄がどうしてそこまでの行動に出たかの気持ちやエピソードを入れて欲しかったなと切実に思います。
それでも、まだまだ読み続けたいと思える作品でした。また最初から読みたいな。
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