3.0
絵は苦手なのですが
絵は好みではなく、もっと美男美女に描けるのでは...? と思ってしまうのですが、テンポがとにかくよくてラブコメとしてさくっと読めて楽しかったです。高評価なのも分かります。
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4437位 ?
絵は好みではなく、もっと美男美女に描けるのでは...? と思ってしまうのですが、テンポがとにかくよくてラブコメとしてさくっと読めて楽しかったです。高評価なのも分かります。
まだアナログで手描きの時代なのに(だからこそ?)、細部までものすごく丁寧に描かれていて、毎回の扉絵も衣装もかわいらしく、画力とデザイン力を感じます。
お話も、途中、連載が伸びたのかなというちょっと遠回りになった展開もあるけれど、とにかく最終話がよかったです。最後まで描き切ったなあと、読者としても納得して思える、いいラストだと思います。
漫画家さんご本人もあとがきで書いていらっしゃいましたが、最初は軽く考えていたので悪魔なのに吸血鬼設定が入っていたりごっちゃになっているところはありますが(苦笑)、それも気にならないくらいかわいらしく、キャラクターたちが活き活きと動いていて、とてもよかったです。
この作品がとてもおもしろかったので他作品も読んでいますしそちらも好きですが、やはり本作がこの漫画家さんの原点で最高峰かなと思います。
めちゃこみオリジナルの作品はいつも絵や漫画作品としてのクオリティが...なので期待せずに読み始めたのですが、絵も構成も安定していて読みやすいです。テンポもいいですね。
転生モノが多くて辟易していますが、この作品は転生というより若返っての転移という感じで、違和感なく読み進められそうです。
この漫画家さんのほか作品の、大正浪漫のお話がかわいらしかったのでこちらを購入してみたのですが…読んでいるうちに飽きてしまって最後まで読めませんでした。こういう設定が量産されていた頃の作品だろうとは思うのですが、それでも興味を持って読めず…。残念。
ミステリ好きでいろいろ読んでいるのですが、本作は事件のミステリ/登場人物たちの過去に関するミステリ/ユーモア/登場人物たちの魅力..などどこを切り取ってもおもしろく、もっともっと、と読みたくなります。
事件だけではなくいろいろな要素も組み込んでいるのにコマが窮屈にも感じないし、展開も自然でほんとうに上手だなあと思います。
続きがほんとうに楽しみです!!!
安易に「両思い→成人まで待つ」というラストではなく、とても上手な結末とその後の描き方で漫画家さんの才能を感じるいい作品でした。
ただ、裕福とはいえないアパート暮らしのお隣さん育ちということは、モモのおうちも同程度のはず&ママが高校中退なうえ専業主婦の家庭なのに、モモを一人暮らしさせる金銭的余裕はどこから? と設定に違和感がありました。たとえばパパの親の遺産なり会社が軌道に乗ったからいまは余裕があるというような、ひと言でもあると解決するのですが。
また、父親との和解に関して、父親にも事情があったというのは分かるけれど、未成年の子を置いていくことに対して美談で終わらせたうえに「正しかったのか間違っていたのか分からない」という台詞はないですね…。間違っているとしか言えないです。
この2点、編集者はしっかり仕事して欲しかったです。
特に父親との和解は最後の大事なシーンなのに、有り得なさすぎて興醒めしました。
本家とは別の漫画家さんとはいえ、もっと絵柄を似せているものとばかり思っていました…。絵もそうだけど、それよりお話に惹かれず無料分さえ読むのを続けられませんでした。
いま確認したら、掲載誌は『なかよし』だったのですね。子どもが読むとはいえもうすこし絵にもお話にも本家のスパイスが欲しかったです。
転生云々を退けても、ご都合主義が目につきます。
昼間なのに狼の群れに遭遇して襲われたり(たとえそうだとしても人間が入ってはいけないところへ踏み入れてしまったからでは…なのになんの描写もない)、初対面の助けてくれた人に酸っぱい梅を騙すように食べさせたり(梅の酸味を毒と勘違いさせる展開にしたいならなにか別のものとまちがえて食べてしまうとか他にもあるはず)、展開に無理がある演出が散見されます。
全体的にも、量産されている他作品と同様のplotと、ざっくりとした絵なので、転生モノでごはんのお話が好きー、と雰囲気を楽しみたい人ならよいのかもしれません。
最初からずっと読み進めるごとに「すごい…」「上手だなあ!」と何度思ったか分かりません…!
よくある普通/地味めの女の子設定でもビジュアルはぜんぜんかわいかったりするのに、ほたるちゃんは眉毛も太くて素朴で素直でしっかりその設定が表現されていて、だけどちゃんとかわいらしく愛らしいし、花野井くんはとても優しくて病んでいてかっこいい。絵がほんとうに上手。
構成も、1話ごとも1巻ごとも全体の構成がほんとうに見事で、お話の展開も巧みでどんどん読み進めてしまいます。
こんなにいい作品に会えてうれしいです。
とにかく「寂しいときもあるけれど、おひとりさまを全力で楽しんでいる」という1話完結のお話が続いていて、読みやすいけれど、「結婚適齢期を過ぎた独身女性のおひとりさまを楽しむってこういうことでしょ?」という押しつけも感じます。
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惚れない花嫁