5.0
「変わらないのは死人くらいだ」って言ってた矢代さんが自分の事を「俺は基本変わらない」と思っているの、なんか自分の事を生きている人間だと思って無さそうで危なっかしい感じがして不穏。
- 0
6869位 ?
5 | 100% | 299 |
---|---|---|
4 | 0% | 0 |
3 | 0% | 0 |
2 | 0% | 0 |
1 | 0% | 0 |
「変わらないのは死人くらいだ」って言ってた矢代さんが自分の事を「俺は基本変わらない」と思っているの、なんか自分の事を生きている人間だと思って無さそうで危なっかしい感じがして不穏。
前話で七原さんに機嫌が悪いって思われたのに、すっかり機嫌直して百目鬼の頭をさりげなく拭いてあげたり、楽しそうに笑っているのを見ると、矢代さんは本当に百目鬼を可愛がっているのが分かる。不器用で優しい普通の人に見える。
悪気はないのは分かる。悪気がないからこそ酷いと思う。矢代さんが惚れる人はみんな、矢代さんの事を何も分からない。だから良いんだろうけど。
これで影山さんはホントに過去になったんね。本人が無自覚で突き付けてきたっていう。
それなりに知ってるって言っても、百目鬼くんは影山さんと同じで全然矢代さんを分かっていない。だからこそ良いのだろうけれど。
矢代さんを理解してしまう七原には、そりゃこういう役は回って来んわな。
前、プレイ中に竜崎さんが首を絞めてやろうかと言った時、首は苦しいからイヤだと珍しく矢代さんは拒否していたけど、何かあるのかな。ここでは諦めようとした時、首を絞められているし。
あの時の自分にも百目鬼の様な人がいたらと思って「妹は良かったな、お前がいて」、なんだろうな。可哀想な人だなホントに。
百目鬼は七原と違って全然矢代さんの事分からないけど、それが良いんだろうな。
仁姫ちゃんはじゃあ、3年生くらいだったのかな。ならあの時の矢代さんと同い年…
百目鬼は、高校生の妹さんの身体は救えなかったけど心は癒せたあの時以上に、今回は綺麗なままで救えたんですね。
一方で矢代さんの心象風景は、カーテンの引かれた薄暗い部屋であの時のまま縛られて心も身体も救われずに泣いているんだと思うと、やり切れない。
七原さんでも明確に分かるくらい矢代さんとの面会に舞い上がっているワケですね竜崎さんは。そんで昔矢代さんとカンケーのあった城戸さんの話を聞きに来ただけだと分かってヘソを曲げたと。なんか微笑ましーわ。
てか矢代さんは鈍感て言うより人が自分をどう思ってるかホント興味ないんすね。
三角さんの矢代への執着も相当っすよね。
みんな色んな形で拗らせてんな。
本人は人にどう思われようが毛ほども気にしてないけど。
七原さん良いなー。私も矢代さんに雑な扱いされたい。
あの時諦めたのって命かなぁ。
囀る鳥は羽ばたかない
122話
囀る鳥は羽ばたかない 第49話(2)