3.0
愛を超えた執拗な感情
掴みのいい出だしで「ん…」何これ!と思い意味も掴めず流れるままに読み進めて、わかった事はイネスは何度か死んでいて、生まれ変わっても同じ親で同じ場所で。あ、だから性格が屈折しているのかと思い。一度目はオスカル殿下と結婚しているが、二度目はオスカルの従兄弟のカッセルと婚約している、それも僅か6歳の時に自分から名指しをして。まあ、オスカル殿下との結婚を避ける為なのは理解できる。でも、イネスは女性とのスキャンダルが絶えないカッセルをずっと見守り続けて?文句1つ言わず又、婚約も破棄をしない。イネスは生きるということだけを選択をしたからなのはわかるが、ずっと喪服のような格好で自分なりの人生論、聖書の中の持論?ようなことを言い続けている。頭がいいのか、見ていて悲しくなってしまう。もっとこう生き方を変えられないのかと胸が潰れそうになる。1人の悲しい女の生への執着が悲し過ぎる。カッセルが好きなくせに!
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この結婚はどうせうまくいかない