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ほら、一樹が誤解した。
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ほら、一樹が誤解した。
こんなことしてないで、まずは一樹でしょ。
抄子、順番が違うよ。
また、誤解されちゃう。
ひぇ、こんなところで
って前はレズ。今はバイって言ってたよね。
それってやっぱり一樹が好きって事
だよね。
フィフィ、貴女が背中を押したんだから
ここへきて邪魔しないでよね。
なんか不穏な空気感。
抄子、なに躊躇ってるの。
一年前のこと、覚えてなかったからって
また、無しにするなんて意地張らないでよね。
そんなの春翔が可哀想だよ。
春翔の存在が無いみたいだ。
凍ってた心、溶けたのかな。
何にも言えない。
ただ涙が出てくるだけ。
でも春翔のことはどうなったの。
ちゃんとしたホテルのラウンジは。
まぁ、そこが一番込み入った話はしやすいけど
イメージが。
一樹、今度こそだよ。
抄子も素直になって。
ごめんね、フィフィ。
多分一樹を好きだよね。
だけど、一樹が本当に好きなのは抄子だって分かってしまった。
このままじゃフィフィ自身も辛いのかも知れないね。
一樹の背中を押してくれてありがとう。
一樹はフィフィに感謝して今度こそ、
どんな言い合いになってもしっかり前を向いて
抄子と対峙して。
短気にならないでね。
抄子は一人で頑張ってきたんだから
褒めるくらいの気持ちでいてね。
お願い。
この人は一度ならず二度までも一樹を痛めつけるのか。
もしも何かの拍子に一樹がこのことを知ったら
どんなに傷つくか分からないのだろうか。
何があっても決めるのは一樹と抄子。
貴方じゃない。
本当に卑怯な男。
真実を息子に伝えることも無くお金で解決しようなんて。
抄子、偉かったね。
抄子も酷く傷つけられちゃったね。
おまけにフィフィの事まで。
もう涙なくして読めないよ。
願わくば、もう一度一樹が抄子への愛を取り戻してくれますように。
わが子への愛を感じてくれますように。
遥も含めて四人で穏やかな暮らしが訪れますように。
願って止まない。
セフレの品格
157話
シーズン9 第2話 5