なんでも話し合って理屈で好きってなれるのか
甚だ疑問。
キスをしても、今の菊池君はきっとまだ怖いよね。
だって、双葉の心の中に恍がいること。
恍が双葉に本気なこと。
手に取るように感じてるのは菊池君なんだもん。
それが理屈じゃないって分かっているのは菊池君なんだもん。
-
6
82位 ?
なんでも話し合って理屈で好きってなれるのか
甚だ疑問。
キスをしても、今の菊池君はきっとまだ怖いよね。
だって、双葉の心の中に恍がいること。
恍が双葉に本気なこと。
手に取るように感じてるのは菊池君なんだもん。
それが理屈じゃないって分かっているのは菊池君なんだもん。
前向きになってどう話せばお互いに納得できるのだろう。
菊池君が怖がってたことはこれかな。
恍に対しては威嚇も出来るし、予防線も張れる。
でも、双葉にはそうはいかない。
心のどこかで自分の好きって気持ちも理屈じゃないって分かってるから
話し合ってどうにかなるものじゃないって思ってるんじゃないかな。
双葉の心の中にずっと居座ってる恍への欠片。
それを一番感じてるのは、双葉じゃなくて菊池君じゃないのかな。
今までに恍を一掃できなかった自分がいるんだよね。
全て含めて受け入れられてない自分がいるんだよね。
菊池君が良い人なだけに切ないね。
修子も小湊もいい子だよ。
凄く優しくて強い子だよ。
それに引き換えヘタレは恍。
だけどそんな恍が好きだよ。
好きって理屈じゃないんだよね。
やっぱり探しに行ってたんだね。
双葉の想いに答えてやりたかったんだね。
例えそれが自分に向いてなくても。
今度こそ、恍の心が決まったんだと私は信じたい。
どんなに自己中と蔑まされても。
いくら漫画と言えどいろいろ突っ込みたくなる。
でも、私、おバカな恍が好き。
心をほかの人に残したまま、そしてそれを知りつつ丸ごと受け入れようとして始まった関係。
当たり前のように綻びが出来てしまうよね。
菊池君の知ってて何も言わないのは、そんなに偉いのかな。
確かに恍より大人だし、懐も広いのかもね。
だけど、そんなところに闇というか怖さを私は感じてしまう。
たった16.7年しか生きていない人が心の底から許して、受け入れられるのか甚だ疑問に感じてしまう。
まぁ、私がきっと心が狭くてそういうのは受け入れられないからだろうけど。
双葉、貴女はなんて優しくていい子なんだろう。
貴女の言葉に、たくさん泣いちゃったよ。
だから、いい子だから必死に謝るんだろうなぁ。
心が痛くなるよ。
母親なんてハラハラしてドキドキして沢山心配して
たまには大口あけて失敗を笑って、
時に泣きながら怒って、
最後はみんな敵になっても私だけはこの子の味方でいようと思うものです。
きっと恍のお母さんもお墓の中で今そんな心境だと思う。
帰り気を付けて帰るんだよって思ってるんだと思う。
ありがとうって笑ってると思う。
恍、双葉とお母さんに会いに来れて良かったね。
・・・でもやっちゃいけないことだったけど。
凄く酷いことしてるよね。
分かる。凄くわかる。やっちゃいけないことだよね。
でもね、長い人生を生きてきちゃったから
どうにもならない思いってのも分かり過ぎるほどわかる。
私があやまっても仕方ないけど
ごめんなさい。
身近な人の死は本当にキツイ。
まして一番心が揺らぐ思春期に於いては。
私自身をどうしても重ねてしまう。
小湊、君はカッコイイね。
本当に優しくて強くて偉いよ。
そう、いろんなものを蹴散らしてこれからも恍を叱ってって欲しいよ。
世間的人道的には恍のしてることは許されることじゃない。
増して双葉を連れてきちゃったことは最悪だ。
修学旅行で来てるんだし、双葉には菊池君という彼氏もいる。
だけどね、自分の場所を双葉に見て貰って感じてもらいたかったんだよね、きっと。
夕日みたいに上書をして、そこからまた歩いていこうとしたんだよね。
誰でも良かった訳じゃない。双葉だから。
双葉も戻ろうと思えば、何らかの手段で戻ることはできたはず。
一緒に行くことを選んだのは、外でもない双葉自身だということを忘れずに。
100%恍が悪いんじゃない。そこには双葉の意思も入っていた。
今回も泣けたなぁ。
なんだ、この漫画も。
最近こんなにいい年をして少女漫画にかなり揺さぶられてる。。。
アオハライド
176話
PAGE.42(4)