この場面につける言葉が出てこない。
出るのはため息。
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82位 ?
この場面につける言葉が出てこない。
出るのはため息。
もうずいぶん前から、いやもしかしたら会った瞬間から
こいつじゃなきゃって思ってしまう自分が怖かったんじゃないのか。
勃たないから傍に置いておけるって思ったのは。
どうにもこうにも遣る瀬無い。
自分の口から出る言葉に
真実と諦めと思ってもみなかった恋情が
自分自身を苦しめてる。
そんな気がしてならない。
ホントはお互いを求めているのに、
繋がったら最後だと決めているみたいに。
したいけどしたくない。
そんな気持ちが渦巻いてる気がする。
まるで最後通告のようなことば。
無理なんだろうけどなぁ、二人でどっか行っちゃえばいいのに。
男の世界を描くとき、何故に女は物になってしまうのか。
それも一番えげつないやり方で。
三角さんて元々は人がいいんだろうな。
(でなきゃかなりヤキが回ったか…て思いたくはない。)
だから身内同士でここまで憎むって事が分からない。
平田にとって矢代がただの目の上のたん瘤じゃなくなったことに気が付かない。
天羽さんは自分の感情から推測してたけど。
いろんな場面で起こる紙一重って
多分凄く気分が高揚するんだろうね。
それが性的な興奮に似ていて、引き起こすのかも知れない。
なんだろう、矢代の魅力を一言で表すには
なにが適当なんだろう。
結構前から考えてるのにその一言が見つからない。
ただ彼が好きって事だけは分かってる。
囀る鳥は羽ばたかない
070話
囀る鳥は羽ばたかない 第25話(1)