自分が信頼し始めた優しい人の言葉を大事にするのか
それとも蔑まされてきた底意地の悪い従姉だっけ?の言葉を信じていくのか
そんなの考えなくても分かるよネ。
ただ、長年呪文の様な口汚い言葉に洗脳されてるから
そこからなるべく心の傷を開かない様にそうっと抜け出せるといいね。
紅月さんも千代さんもきっと梔子を心から思ってくれてるよ。
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自分が信頼し始めた優しい人の言葉を大事にするのか
それとも蔑まされてきた底意地の悪い従姉だっけ?の言葉を信じていくのか
そんなの考えなくても分かるよネ。
ただ、長年呪文の様な口汚い言葉に洗脳されてるから
そこからなるべく心の傷を開かない様にそうっと抜け出せるといいね。
紅月さんも千代さんもきっと梔子を心から思ってくれてるよ。
紅月さんは最初から千代さんと二人で作ったものだとの確信があったのだろう。
その上で敢えて聴いたんだろうな。
ふふ、結構お人が悪い(笑)
鞠花の手紙の文字、本当に鞠花の字なの?
あんなに根性が曲がってる人なのに、筆の文字は清々しく綺麗な文字だった。
ふん、我が儘腹黒女。
紅月さんはあなたなんか見てないのよ。
そんなことも分からないなんて
お~っほっほっほ。
笑ってしまいますわ、わたくし。
って言ってみた。
紅月さんがいるお宅にお持ちするのが常識では?
妻としてって言ってたよね。
でも、この一か月は夫婦としてあるべきものが無いけど。。。
静貴さんて何物?
あの絵、そこまでどぎつく無いけどなんとなく鞠花に似てませんか。
でも、そこに飾ってあるのだから違うんでしょうけど。
という事は、記憶が無いから分からないけど梔子のお母さんだったりして。
ちょっと華やか過ぎるだろうか。
千代さんは優しい人なんだね。
今までの梔子に起こったことをそっと包んでくれてる。
彼女の身を思いながら話をしてくれる。
梔子の花の様に彼女もただ白く清楚だけじゃない、濃厚な人を魅了する香りがするんだろうか。
梔子の両親が亡くなるまでは、梔子は人質みたいなものだったのかも。
両親が亡くなった途端、梔子の家の財産がすべて手に入ったとか
或いは記憶がないうちに梔子の存在を隠してしまおうとか
そんなところじゃないのか。
どう考えたって鞠花の親。
思いやりや良心があるなんてとても思えないから。
紅月さんの所で心も身体も癒される生活になるといいんだけど
彼にもなにか隠し事があるようだからなぁ。。。
鞠花…なんてそぐわない名前なんだろう。
あなたの正体は今のその顔。
どす黒く歪んで崩れてる。
紅月さんのビジュアルがまた対照的で。
切れ長な少し吊り上がった目。
シュッと通った鼻筋。
薄めだが品のいい唇。
そこから零れてるであろう梔子を呼ぶ声までも
きっと低く聡明なんだろうなと想像してしまった。
ふうん、そういう事だったんだ。
だったら余計釣った魚に餌あげなきゃね。
くちなしの花嫁-記憶なき乙女、恋ふたたび-
010話
私の居場所