何を選んだら良いか分からない時は人に尋ねるのも悪くないが、最後に決めるのは自分だ。
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何を選んだら良いか分からない時は人に尋ねるのも悪くないが、最後に決めるのは自分だ。
ひとりソロキャンプを愛する男も、始まりは父とのふたりキャンプだったのを思い出したんだな。そして大切な事も。
緊張している妻を和ませようと夫としては渾身のジョークも見事に滑ってしまった。こんな状況に慣れていないのですね。
「ここはお前の家だ」「城を自由にしてもよい」優しい夫の言葉も妻には重圧にしかならない。娘の頃に付けられた傷が癒えるにはまだまだ時が必要なのか。
あくまでも妻の事を大切にして、自分の事は抑える。こんなに優しい夫はなかなかいないよ。
嫌われないようにとか、面倒な女と思われたくないと思うのはそれだけ離縁された時の父の仕打ちを恐れてのことだろう。でもつまに世話をやくことを厭わないのはそれだけ大切な人だからこそ。生まれて初めての経験に戸惑っているのかな?
最初の夜は生まれて初めての痛さだった。そして今夜は…。夫婦として一歩前進。
人を疑う事しか知らない父。ぶっきらぼうだけど、体調を崩した妻の世話を厭わない夫。何があっても夫についていれば、父から守られる。って、実の父にこんな思いをすることが悲しい。
三年ぶりに再会をはたした夫を前にして最初の夜を思い出し、赤面する妻。いじらしいですね。父に怯え、夫に気をつかう妻。心穏やかにすごせる日は来ないのかな?
夫になる男は言葉遣いは乱暴だけど、裏表の無い真っ直ぐな人であるとみた。夫婦の義務を果たしたパートナーを反故にしないと思う。
ふたりソロキャンプ
015話
7 雫のテント(2)