3.0
物語の構造上ヒロインにヘイトが溜まりがち
好奇心と行動力のあるヒロインと普段クールなのにヒロインのことで余裕なくなるヒーロー。
キャラクターの要素だけなら嫌いじゃない筈なのに途中から疲れてきました。
最初のうちは悪くなかったんだけどな。
萌えと好奇心で変装までして取材するマリエルの行動力が新しい事実を探り当てたり物語を先に転がす構造になってしまっているので、仕方ないですが事前に注意されても結局気になって言い訳しながら勝手に動くし、シメオン様の気持ちは二の次。なのに嫌われて婚約破棄されるかもと落ち込む。
どうしても自分勝手な人に見えます。
しかもこのパターンが繰り返される。
シメオン様の心配と余裕のなさで感情を爆発させたあげくマリエルを怒鳴りつけるって展開もお互い気持ちをぶつけ合って二人の恋愛を発展させる為かもしれないけど、どうしてもモラハラっぽさを感じてしまい微笑ましく読めなくなってきました。
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マリエル・クララックの婚約